バイオセルロースマスクのＯＥＭを徹底解説！美容成分・メリット・デメリットを紹介

ピッタリ密着のぷるぷるシートが忘れられない。
1回で体感するフェイスマスクをつくりたい。
サロン品質を体現するスペシャルケアを施術に取り入れたい

バイオセルロースマスクはまるでナタデココのようにぷるぷるなゲル状マスクで、密着感が心地よいマスクです。一般的な不織布マスクに比べ高価であることから大切な方へのプレゼントや自分へのご褒美に購入する方が少なくないようです。また、高い美容液の保持力から美容医療やサロンでの施術に用いることもできます。バイオセルロースマスクは、化粧品製造販売業の許可を得たＯＥＭメーカーで製造し、オリジナルブランドで販売が可能です。

この記事では、バイオセルロースマスクのＯＥＭ製造について解説します。そして、バイオセルロースマスクの特徴や溶液に配合する美容成分、商品化したマスクの販売チャネルについても紹介します。

バイオセルロースマスクのＯＥＭについて解説

バイオセルロースマスクについて、その性質や使い方、さらに商品開発やＯＥＭ製造時に可能なカスタマイズオプション（製品仕様、包装、使用部位、形状など）について解説します。

バイオセルロースマスクとは

バイオセルロースマスクは、ナタデココの製法と同様に、酢酸菌の一種である「ナタ菌」をココナッツウォーターで培養して作られる植物性のシートマスクです。このプロセスで生成されるナノサイズの細いセルロース繊維により、極めて薄いマスクが作成されます。水溶性・油溶性のいずれの美容液を含ませることができ、美容液を含むとマスクは驚くほどぷるぷるの質感に変わり、肌の凹凸にも密着し、剥がれません。使用は洗顔後に行い、マスクを取り外した後は通常のスキンケアで肌を整えます。

使い方

バイオセルロースマスクは2枚のメッシュ生地に挟まれている、真ん中のシートになります。まず、マスクを袋から取り出して、丁寧に広げます。片面のメッシュ生地を取り除いた後、バイオセルロースマスクを顔に合わせ、目と鼻の位置を調整して顔全体にフィットさせます。その後、もう片面のメッシュ生地のみを取り除きます。使用時間は製品によって異なりますが、一般的には10分から20分が目安で、使用時間を守ることで、最適なスキンケア効果を得られます。

製品仕様・包装・単価

製品は1回分ごとに個包装され、使い切りで衛生的です。美容液の量は、顔用は25ml以上が目安となり、試作品製作時に調整が可能です。梱包は1袋を1化粧箱にし、販売単位を考慮して、2箱を1セットにすることもできます。ロット数はフェイスマスクが3,000枚、アイマスクは2枚1組で5,000組以上が目安です。単価は充填する美容液の成分内容やマスクのロット数、梱包仕様によって異なり、試作時に見積もります。使用期限は2年を目安にしており、加速試験で品質の安定性が確認された処方は期限延長が可能です。

使用部位・形状

バイオセルロースマスクは顔や目元以外にも、ネック、鼻、唇などさまざまな部位に使用可能です。また、胸やお腹用など、特定の部位に合わせたマスクも製造できます。これらはホームケア用や、サロンやクリニックでの施術用にも活用でき、幅広い用途に対応できます。

ＯＥＭで製造するバイオセルロースマスクの特徴

シートマスク市場では、不織布マスクが日常使いに定着しているのに対し、バイオセルロースマスクはスペシャルケアやプレゼント用として人気があります。バイオセルロースマスクの開発やＯＥＭ製造に際して、そのメリットやデメリット、そして不織布マスクとの差異について解説します。

メリット

バイオセルロースマスクは高級感と希少性を兼ね備えており、天然由来成分99.9%のヴィーガン素材です。動物由来成分は含まれていません。このマスクは保水性に優れており、豊富な美容液を含むことができるため、肌に高い保湿効果が期待できます。水溶性および油溶性の美容液に対応でき、肌にぴったりと密着して美容成分を隅々まで届けます。また、密閉性が高く顔の凹凸にフィットし、15〜20分の使用でも乾きにくいため、作業しながらの美容も可能です。使用後のバイオセルロースマスクは微生物によって分解されるため、環境にやさしいSDGs対応素材としても注目されています。

デメリット

バイオセルロースマスクは、高価な素材を使用し、その薄さのために保護用シートが表裏に付いています。使用する前にこれらのシートを剥がす必要があります。天然素材を採用しているため、マスクの厚みが均一ではない場合がありますが、これが使用感に影響を及ぼすことはありません。また、美容液に配合の成分によっては、バイオセルロースマスクの色やニオイが時間の経過とともに変化する可能性があります。このため、一般的な化粧品より使用期限が1年短く、2年間と設定されている商品も存在します。製造発売元は加速試験やＯＥＭメーカーからの情報を基に品質基準を設け、使用期限を決定する必要があります。

不織布マスクとの違い

不織布マスクは安価で日常使いに定着し、大容量製品も販売されていますが、バイオセルロースマスクは原価が高く、販売価格を高く設定する必要があるため、希少な美容成分を配合して高級感を提供し、スペシャルケアアイテムと位置付けられています。バイオセルロースマスクは、ご褒美やプレゼント、スペシャルケアが求められる場面に適しています。
また、不織布マスクでは目・口周りの凹凸にフィットせず、浮きやマスクの端から剥がれが生じます。バイオセルロースマスクは高密着で、作業をしながらの「ながら美容」も可能です。
また、不織布マスクではマスク自体が乾燥し、肌の水分をパックが吸収することで肌を乾燥させてしまう恐れがありますが、バイオセルロースマスクは美容液を保持することができ、15分から20分間マスクをつけていてもマスクが乾いてしまうことがありません。美容液が揮発することなく、しっかり肌へ塗布することができるのがバイオセルロースマスクです。

バイオセルロースマスクの美容成分

バイオセルロースマスクに配合することで高い効果が期待できる美容成分を、保湿ケア・美白ケア・エイジングケアの3つの観点から解説します。

保湿ケア成分

保湿ケアには、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、プロテオグリカンなどが効果的な美容成分です。肌の保湿を高めることは、肌荒れの予防や肌のツヤ・透明感など若々しさを維持するために非常に重要です。特にヒアルロン酸は大量に水分を保持し、コラーゲンは肌のハリ・弾力を保持し、肌の基盤を支える役割があります。セラミドは皮膚の保湿成分であり、肌のバリア機能を高めることによって外的刺激から肌を守り、水分の保持を助けます。水分保持力と密着感の高いバイオセルロースマスクは、凹凸のある肌へムラなく美容成分を届け、肌の保湿ケアを効果的に行うことができます。

美白ケア成分

美白ケアのための美容成分には、ナイアシンアミド、ＮＭＮ、レチノール、ビタミンC誘導体が非常に有効です。これらの成分は、メラニンの生成を抑制したり、シミの形成を防いだり、肌のターンオーバーを整えることにより、肌に透明感を与える役割を果たします。ビタミンC誘導体はメラニンの生成を抑えることで知られ、ナイアシンアミドはメラニンの蓄積を防ぎます。NMNは老化したメラニン細胞のメラニン生成を抑制し、レチノールは肌細胞を活性化して新しい肌へと導きます。これらの成分を組み合わせることで、美白効果を発揮することができます。

エイジングケア成分

エイジングケアのための美容成分には、ヒト由来の幹細胞エキスや成長因子が有効です。従来のスキンケアは、老化によって不足する美容成分を直接肌に補うものでした。このヒト幹細胞培養液は肌細胞を再生・活性化することで肌が自ら美容成分を作り出し、肌のハリや弾力を改善することで肌を若返らせるものです。ヒト幹細胞培養液に含まれる成長因子には様々なものがあります。成長因子ＥＧＦ(ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1)は肌のターンオーバーを促進し、シミやくすみを改善します。また、成長因子ＦＧＦ(ヒト遺伝子組換ポリペプチド-11)はコラーゲンの産生を促し、肌にハリをもたらします。
これらの成分を取り入れることにより、アンチエイジング製品とは一線を画し、最新技術を駆使して肌の若返りを促す化粧品として、オリジナル化粧品を差別化することができます。

バイオセルロースマスクをＯＥＭで商品化する

バイオセルロースマスクは、優れた水分保持力やその装着感の良さ、高い密着性と美容液の保持力によって、不織布マスクとは異なる商品展開が可能です。セルフケア用と美容医療・サロンケア用に製造・販売する２とおりについて解説します。

セルフケア用に製造・販売する

バイオセルロースマスクは、大切な方への贈り物や自分自身への特別なご褒美として、家庭でのセルフケア製品として販売できます。一回の使用で、肌に保湿と透明感をもたらす効果が期待できます。各マスクは使い切りで個別包装されており、保管、携帯、使用が簡単です。このマスクは肌にぴったり密着するため、作業をしながらの「ながら美容」にも適しています。バイオセルロースマスクの特長は、化粧品ＯＥＭにおいて、消費者の要望に応える差別化されたオリジナル化粧品を商品開発する上で、重要な要素です。

美容医療・サロンケア用に製造・販売する

バイオセルロースマスクは、美容医療やサロンでの施術後ケアに最適です。使用後すぐに高い保湿効果を実感でき、顧客の満足度が向上します。高密着性と乾燥しにくい特性は、美容機器の使用や他の部位のマッサージ時に使用するのにも適しています。
バイオセルロースマスクは肌に優しく、摩擦を与えずに温度を下げるため、脱毛後のケアにも適しています。美容医療後には、肌のターンオーバーを正常化し、炎症を防ぐ美容成分を配合したバイオセルロースマスクを使用し、肌の回復を促進できます。

まとめ

バイオセルロースマスクは、不織布マスクに比較して高い密着性と水分保持力で保湿効果が期待でき、作業をしながら塗布しても外れにくい「ながら美容」も適うマスクです。マスクに含ませる美容液には、美白・エイジングケア・抗炎症成分を配合することができ、セルフケア、美容医療やサロンでの施術にも用いることもできます。高付加価値化粧品でオリジナルブランドを差別化できます。

株式会社ＯＥＭは、スキンケアからメイクアップ化粧品、ボディ・ヘア・オーラルケア、サプリメントなど幅広く美容・ヘルスケアの商品開発・製造の実績があります。医薬部外品化粧品やドクターズコスメ、サロン専売品の実績もございます。また、事業を海外へ展開する場合の貿易・契約書関連、販促サポートも可能です。

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