オリーブオイル化粧品の4つの効果！活用法や食用との違いも解説

オリーブオイルを使った化粧品の具体的な効果を知りたい
オリーブオイル配合の化粧品にはどのような種類がある？
オリーブオイルは、食用でも美容に使用できる？

オリーブオイルは、食用としてだけでなく、化粧品としても幅広く使われています。保湿やエイジングケア、肌の保護など、さまざまな効果があると耳にしたことがある方も多いかもしれません。

しかし、化粧品用オリーブオイルにはどのような効果があるのか、どのような化粧品の種類に使えば効果が得られるのか疑問に思うことはありませんか。

そこで本記事では、オリーブオイル化粧品の4つの効果に加え、効果的な活用法や食用オイルとの違いを詳しく解説します。

オリーブオイル化粧品に期待できる4つの効果

オリーブオイル化粧品に期待できる効果には、以下の4つがあります。

• 汚れを落とす
• アンチエイジング
• 保湿する
• 肌を柔らかくする

それぞれ、詳しく解説します。

汚れを落とす

オリーブオイル化粧品に期待できる効果の1つ目は、汚れを落とすことです。オリーブオイルの成分の約7割を占めるオレイン酸は、人間の皮脂に多く含まれる成分です。

皮脂との親和性が高いオリーブオイルは、クレンジングオイルに含まれていると、肌を傷つけずに汚れを落とす効果が期待できます。

また、オレイン酸は、洗浄後の乾燥を防ぐ保湿にも役立ちます。汚れを落としつつしっとりとした仕上がりを実感できるため、敏感肌や乾燥肌の人にもおすすめです。洗浄後のつっぱり感が少ないのも魅力です。

アンチエイジング

オリーブオイル化粧品に期待できる効果の2つ目は、アンチエイジングです。

オリーブオイルには、ビタミンEやポリフェノールなどの抗酸化成分が含まれています。紫外線やストレスによって発生する活性酸素を除去し、肌の老化を防ぐ効果が期待できます。

また、保湿力の高いオレイン酸が含まれているため、乾燥によるシワやたるみの予防にも効果的です。オリーブオイル化粧品を使うことで、乾燥から肌を守りながらエイジングケアができ、若々しくハリのある肌が目指せるでしょう。

保湿する

オリーブオイル化粧品に期待できる効果の3つ目は、保湿です。

乾燥肌の人にとって重要なのは、補った水分を保持することです。水分を保つためには、油分が欠かせません。オリーブオイルには、皮膚を保護するビタミンEやお肌の弾力を保つビタミンA、角質層に浸透しやすいスクワレンが含まれています。

また、オレイン酸が含まれているため、水分の蒸発を防ぎ、長時間にわたってうるおいを保てるという特徴があります。乾燥から肌を守り、しっとりと柔らかな肌を維持できるため、特に乾燥肌や敏感肌のケアをするときにおすすめです。オリーブオイル化粧品を取り入れることで、肌の水分保持力を高め、うるおいのある健康的な肌を目指せるでしょう。

肌を柔らかくする

オリーブオイル化粧品に期待できる効果の4つ目は、肌を柔らかくすることです。日々のお手入れにオリーブオイルを取り入れることで、肌の水分と皮脂のバランスが整いやすくなります。

オリーブオイルは角質層に浸透しやすいため、硬くなった肌を柔らかくし、ふっくらとした質感に導く効果が期待できます。毎日使用することで、皮膚が柔軟で滑らかな状態を維持できるでしょう。オリーブオイル化粧品は、健康的でハリのある肌を目指すスキンケアに最適です。

オリーブオイルの化粧品への活用法

オリーブオイルを化粧品に活用する方法には、以下の4つがあります。

• クレンジング
• 保湿パック
• ハンドケア
• ヘアケア

それぞれ、詳しく解説します。

クレンジング

オリーブオイルを化粧品に活用する方法の1つ目は、クレンジングです。皮脂は肌のうるおいを保つ大切な要素ですが、分泌が多すぎると毛穴の黒ずみや角質の原因になることも少なくありません。オリーブオイルを使ったクレンジングは、サッパリとした洗い心地とすべすべの肌を同時に実感できるのが魅力です。メイクや皮脂など脂性汚れになじみやすく、不要な汚れをしっかりと浮かせて落とします。

また、皮脂汚れを効果的に落としつつ、必要な皮脂は残すため、洗いすぎによる乾燥を防げます。肌に負担をかけず、清潔でしっとりとした状態を保ちたいときにおすすめです。

保湿パック

オリーブオイルを化粧品に活用する方法の2つ目は、保湿パックです。皮膚の表面にオリーブオイルの薄い膜を張ることで、肌の温度が上がり、血行が促進されます。血行がよくなると顔色が明るくなり、透明感のある肌に近づくでしょう。

また、角質層に浸透しやすいため、肌を柔らかくしっとりと保つ効果も期待できます。乾燥が気になる時期や肌のゴワつきを感じるときに、オリーブオイルのオイルパックをすると、うるおいに満ちた柔らかな肌を維持できます。肌の水分を保ちながら、柔らかくするスキンケア方法としておすすめです。

ハンドケア

オリーブオイルを化粧品に活用する方法の3つ目は、ハンドケアです。オリーブオイルは、爪や唇のトリートメントとしても活用できます。爪のケアをするときには、オリーブオイルをコットンに含ませ、爪と爪の周辺を優しくマッサージしましょう。乾燥や割れ、ささくれを防ぐことにつながります。

また、唇のケアにもオリーブオイルは効果的です。手のひらに少量取り、指先で唇に優しくなじませることで、乾燥や荒れを防げます。リップケアとして使用することで、口紅のノリが良くなり、メイクの仕上がりもよくなるでしょう。

ヘアケア

オリーブオイルを化粧品に活用する方法の4つ目は、ヘアケアです。髪に自然なツヤを与え、パサつきや広がりを抑える効果が期待できます。オイルが髪の表面をコーティングすることで、うるおいを閉じ込めて乾燥を防ぐため、スタイリングも長持ちするでしょう。

日常的なケアでは、髪を洗った後の半乾きの状態で少量のオリーブオイルを手に取り、手のひら全体に広げてから毛先を中心に馴染ませます。乾かすときにも、オリーブオイルでドライヤーの熱から髪を保護する効果が期待できるため、ツヤを与えながらパサつきを防げるでしょう。

オリーブオイル化粧品の効果に関してよくある質問

ここでは、オリーブオイル化粧品の効果に関してよくある質問の、以下2つに回答していきます。

• 食用オリーブオイルで代用できる？
• 使用するときの注意点は？

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

食用オリーブオイルで代用できる？

食用オリーブオイルをスキンケアに使うのは、おすすめできません。食用と美容用のオリーブオイルは、品質管理や、ろ過の精度が異なるためです。

美容用のオリーブオイルは、肌への負担を考慮して、不純物を取り除いています。一方、食用オリーブオイルにはオリーブの果肉や繊維が含まれていることがあります。食べる分には問題ありませんが、肌トラブルの原因になることも珍しくありません。

また、食用オイルは肌に浸透しにくく、塗布後にベタつきやテカリが残るため、使用感を不快に思う方もいます。

スキンケアをするときには、美容の目的に合わせて製造された専用のオリーブオイルを使用しましょう。肌に適した成分バランスと浸透力を考慮して作られた美容用オリーブオイルであれば、健康的で美しい肌を保つ効果が期待できます。

使用するときの注意点は？

初めてオリーブオイル化粧品をスキンケアに取り入れるときには、肌トラブルを防ぐためにパッチテストを行いましょう。人によっては、オリーブオイルが肌に合わない場合があるため、事前に確認することが大切です。

まず、腕の内側など目立たない場所に少量のオリーブオイルを塗り、24時間後に赤みやかゆみなどの異常がないかチェックします。問題がなければ、次にフェイスラインの目立たない部分で同じテストを行います。

いずれにも症状が出なければ使用しても問題ありませんが、違和感や異常が出た場合はすぐに使用を中止し、肌をよく洗い流した後、必要に応じて皮膚科を受診しましょう。

まとめ

オリーブオイル化粧品は、保湿やアンチエイジング、肌の柔軟化、クレンジングなど、幅広い効果が期待できる魅力的なアイテムです。クレンジングや保湿ケア、ハンドケアなどさまざまな用途で使うことができます。食用と美容用のオリーブオイルでは管理基準や品質に違いがあるため、美容に特化したオリーブオイルを使いましょう。