- HOME
- 化粧品OEMラボ
ヒト幹細胞とは何か?
ヒト幹細胞の美容効果とは?
植物・動物由来の幹細胞との違いは?
近年、ヒト幹細胞コスメが注目を集め、年々種類も増えています。
なぜヒト幹細胞コスメが人気なのか、ヒト幹細胞コスメの美容効果とはどのようなものなのか?この記事ではヒト幹細胞コスメについて詳しく解説します。
Contents
幹細胞とは、自己の細胞を増殖する能力と分化する能力を持つ細胞のことで、
全ての種類の細胞に分化する能力を持っているということです。
医療機関ではヒトの脂肪組織から幹細胞を分離して培養してから体に戻す治療が行われています。
ES細胞やiPS細胞はよく耳にするのではないでしょうか。
医療ではヒト幹細胞そのものが使われますが、化粧品にはそのまま配合されているわけではありません。
化粧品にはヒト幹細胞培養液やヒト幹細胞培養液エキスといって、
幹細胞を培養した上澄み液が配合されています。
植物の葉や茎の細胞から抽出した細胞です。
化粧品成分としてはリンゴ由来の「リンゴ果実培養細胞エキス」やブドウ由来の「ブドウ果実細胞エキス」、アルガンツリー由来の「アルガニアスピノサカルス培養エキス」が挙げられます。
動物から採取された幹細胞のことです。
一般的には、人間の皮膚幹細胞と構造が似ているといわれる、ヒツジやブタ、ウマの胎盤から採取された幹細胞が用いられています。
アレルギーを発症するリスクなど、安全性の面からも国内では流通していません。
ヒト幹細胞の化粧品原料は幹細胞の抽出部位によって種類が分かれています。
ここでは当社で取り扱いのある7種類をご紹介します。
・ヒト脂肪細胞順化培養液
ヒトの脂肪組織から脂肪幹細胞を抽出し、培養した際に幹細胞から分泌されるたんぱく質成分です。
脂肪幹細胞は成体幹細胞の一種で、骨髄幹細胞や臍帯血幹細胞よりも容易に採取でき、しかも幹細胞の含有量が多いです。
ヒト幹細胞培養液には細胞活性化によるアンチエイジング効果があるといわれています。
細胞の内部や、表面には特定の物質と結合して細胞内でその機能を引き起こすレセプターというカギ穴のようなものがあります。ヒト幹細胞培養液にはそのカギ穴に合致するカギとなる成分がたくさん含まれています。その成分は成長因子や活性物質であり、これらがレセプターに合致すると、細胞が活性化します。
成長因子(グロースファクター)がには様々な種類がありますが、その中でも特に美容に関係する成分を3つ挙げてみます。
EGF(表皮細胞成長因子)
化粧品の成分名はヒトオリゴペプチド-1です。
FGF(線維芽細胞成長因子)
化粧品の成分名はヒトオリゴペプチド-13です。
IGF(インスリン様成長因子)
化粧品の成分名はヒトオリゴペプチド-21です。
細胞が活性化されると、皮膚の真皮では繊維が細胞を増殖・活性化し、コラーゲン繊維やエラスチン繊維を作り出し、肌のターンオーバー促進、肌のくすみ改善、シワ・たるみの改善にもつながります。
ここ数年でヒト幹細胞を配合した化粧品に注目が集まっており、製品数もかなり増えているかと思います。
ここでじゃヒト幹細胞培養液を配合した製品の事例を2つご紹介します。
ヒト幹細胞培養とマイクロニードル(カイメン)を配合した美容液
40代以上の女性に向けた、シワ・たるみ・毛穴開き改善の美容液です。
ヒト幹細胞培養とマイクロニードルを合わせて配合することで、美容成分は肌の奥まで浸透させることができます。
ヒト幹細胞培養液をフリーズドライ加工した化粧品です。
使用時にフリーズドライパウダーとローションを混合します。
フリーズドライにすることにより、防腐剤を配合しなくても一定期間成分を安定に保つことができ、フレッシュな状態で使用することができます。
マスク生活が続く中で、エイジングケア化粧品の人気が高まっています。
特にエイジングケア成分として注目されているヒト幹細胞培養液配合の化粧品はどんどん増えています。
他の製品と差別化を図るためには、化粧品の中身の良さはもちろんのこと、
ヒト幹細胞培養液で訴求するポイントや、ブランドイメージ、パッケージデザインが重要
になってきます。
弊社では、マーケティングから販売まで、ワンストップで商品開発をお手伝いしております。「製造にかかる費用が知りたい」「企画段階から提案をしてほしい」方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ
OEMで化粧水を製造!メリットや流れなどをまとめて解説
2024.10.31化粧品をOEM製造する場合の納期はどの程度?短くする手段も解説
2024.10.31固形シャンプーのOEMのメリット・デメリット!成功するためのポイントを解説
2024.10.31お問い合わせはこちらまで