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ボディクリームをOEM製造するメリットは?
ボディクリームをOEMで作る流れを整理したい
ボディクリームのOEM製造先を比較するポイントを知りたい
現代はさまざまな化粧品をOEM製造できますが、それはボディクリームも例外ではありません。OEMを活用すれば、自社で製造許認可や専門知識がなくともボディクリームを製造・販売できます。ただ、OEMでは製造を外部委託する分、いくつか注意点があります。比較ポイントを踏まえて、最適なOEM先を選びましょう。
本記事では、ボディクリームをOEM製造するメリット・注意点や流れなどについて、化粧品等のOEM製造実績が多数ある株式会社OEMが解説をします。
Contents
ボディクリームは高保湿なボディケアアイテムで、乾燥肌に潤いを届ける保湿クリームです。油分が多めの商品が多く、香りのバリエーションを選べばリラックス効果も期待できるでしょう。このボディクリームは、OEM(Original Equipment Manufacturing)でも製造できます。OEMとは自社ブランドを他メーカーに製造委託することで、新たに化粧品を製造する際にはおすすめの方法です。
ここでは、ボディークリームのOEM製造を行うメリットを、6つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
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OEMを使えば自前の製造設備や人材確保が不要であるため、初期投資を大幅に削減できます。特に、製造ラインや品質管理設備の導入には高額な費用がかかるため、浮いたお金を製品開発やマーケティングに回せる点もメリットです。
OEMであれば、OEMメーカーの豊富な知識と経験を活用できるため、ボディクリーム製造の専門知識がなくとも高品質な製品を開発できます。専門知識を有する人材の確保が不要であるため、人事の負担も軽減できるでしょう。
ボディクリームを含めた化粧品の製造には、製造業許可や製造販売業許可などの許可取得手続きが欠かせません。自社だけでこれらの許可を取得するには、手間や専門知識が必要で時間もかかります。しかし、OEMであればOEMメーカーがこれらの手続きを代行するため、迅速な市場参入が可能です。
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ボディクリームの製造実績があるOEMメーカーでは、既に製造プロセスが確立されているため、迅速な商品開発が可能です。そのため、市場のトレンドを捉えてタイムリーに新商品を発売できるでしょう。
多くのOEMメーカーでは厳しい品質管理基準を設けており、それを実現できるほどの技術力もあるため高品質な製品を提供できます。また、自社で製造するより、品質管理にかかる手間やコストを削減できる点もメリットです。
多くの化粧品OEMメーカーは幅広い製品に対応できるため、OEMメーカーを活用すれば多様な商品ラインナップを展開できます。消費者に合わせたカスタマイズも可能なので、変わったニーズも実現可能か相談してみましょう。
ここでは、ボディークリームのOEM製造を行う際の注意点を、3つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
OEMでは製造を外部に委託するため、自社で製造ノウハウを蓄積したい場合には向いていません。製品に関する知識や技術を自社でも習得したい場合は、OEM先と協力して自社においてもノウハウ蓄積を行う仕組みを作っていきましょう。
OEMでは生産を外部に委託する分、自社の販売計画と生産のスケジュール調整が難しくなるケースがあります。OEMメーカーとの連携を密に行いつつ、製品の発売時期や数量を正確にOEMメーカーとすり合わせましょう。
OEMでは製造を外部委託する分、外注コストの発生は避けられません。この外注コストは、原材料価格や人件費の高騰など、外部要因によって製品原価が上昇することもあるでしょう。コストを削減したいと考えていても、OEM先の事情もある以上自社で製造する場合に比べてコスト削減の自由度は低くなります。
ここでは、ボディークリームをOEMで作る流れを、10個解説します。
それでは1つずつ解説します。
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お客様と試作や見積もりをやり取りした後、具体的な製品内容が決定します。この段階になると、製品販売名などの登録手続きが必要です。ただ、これらの手続きには専門的な知識が必要であるため、通常はOEM先が代行します。
ボディクリームのバルク(中身)と容器の相性を確認するため、充填テストが行われます。特に、お客様から指定された容器を使用する場合には、中身の漏れやポンプの動作などを確認することが欠かせません。合わせて、製造の所要時間を割り出すことで、製造にかかる期間を割り出すことも目的です。
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OEM工場の製造ラインは時期によっては混み合うため、早めに確保することがポイントです。お客様からの正式な発注後、資材の納期に合わせて具体的な製造スケジュールが組まれます。おおよそ製造日の2~4週間程度前には、資材が納品されると想定してスケジュールを組むケースが多いと考えましょう。
容器や化粧箱などの資材が納品されたら、それらの資材に汚れや破損がないか抜き取り検査が行われます。資材に関するトラブルを防止するため、国内製造の資材を使用するケースが多いようです。
OEM製造に必要な人員を確保します。製品の数量や仕様によって、必要な製造設備や人員はまちまちです。そのため、ボディクリームの製造スケジュールに基づいて、最適な設備と人員配置が決定します。
製品処方に基づいて必要な原料を手配し、正確に量り分けます。すでにOEM工場にストックがある原料だけで必要数製造できる場合は新たな原料の手配は不要ですが、そうでなければ別途原料の手配が必要です。場合によっては、お客様から提供された原料を使用することもあります。
原料を混合してバルク(化粧品の中身)を製造します。この工程は製品の品質に大きな影響を与えるため、原料を均一に混ぜつつ濁りや粘度を出しすぎないよう、攪拌時間や速度を適切に調整することが重要です。
製造したバルクを容器に充填し、その後キャップを閉めてラベルを貼ります。日本の工場では、これらの作業は手作業で行われることが多いものの、製品の仕様によってはこれらの作業が一部自動化されているケースもあります。また、製品仕様や作業内容によって作業の労力やコストが大きく変わるため、見積もり金額に大きな影響を及ぼすポイントの1つです。
品質管理は製造工程の各段階で行われ、製品不良の有無について検査します。キャップの締め付け不足や容器のひび割れなど、製品品質がないか出荷前に確認することで不良品の出荷を防ぐことが可能です。
品質検査に合格した製品は輸送箱に梱包して、お客様に連絡の後出荷します。製品の出荷方法や納期は、お客様と事前に打ち合わせて決定しておきましょう。
ここでは、ボディークリームのOEM先を比較するポイントを、7つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
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過去の取引実績や市場での評価は、メーカーの信頼性を判断するには重要な判断材料になります。大手企業との取引実績・製品の品質評価・納期遵守率・トラブル対応事例などは、特に重要な評価ポイントになるでしょう。
OEM先の技術力を確認するため、最新の製造技術・独自成分・特許技術を有しているか確認します。自社製品にマッチした技術力が高ければ、他社商品と差別化するためのプラス要素と考えましょう。
ボディクリームを製造する際には、製品の品質を確保できることが必須です。品質管理体制を確認するには、ISO認証取得状況・原料の安全性確認・製品の安定性試験などを調べましょう。
製造の過程で、仕様変更やトラブルが発生するケースもあるでしょう。その際にスムーズに対応できるか見極めるため、円滑なコミュニケーションが取れるかを確認しましょう。定期的なミーティングや報告体制があるメーカーであれば、より安心です。
OEM先への委託料が発生する以上、コスト面も見逃せません。複数のメーカーから見積もりを取り、コストパフォーマンスを比較しましょう。その際には、価格だけでなく品質やサポート面なども考慮し、最も最適なOEM先を選ぶべきです。
ボディクリームも化粧品の一種なので、製品が法規制に適合しているかを確認しなければなりません。製造販売に必要な許認可を、メーカーが取得しているか確認しましょう。法規制に詳しいスタッフの有無も合わせてチェックすべきポイントです。
試作品やサンプルを実際に使用すれば、製品の品質や効果を自ら体感できるでしょう。フィードバックも行えば、自分たちの思い通りに製品を改良できるはずです。
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本記事では、ボディクリームをOEM製造するメリット・注意点や流れなどについて解説しました。
ボディクリームは乾燥肌に潤いを届ける高保湿クリームで、OEMにより製造工程を外部委託することも可能です。これにより、コスト削減や商品開発の高速化などのメリットを期待できます。反面、ノウハウ蓄積やスケジュール管理などの難しさには注意しましょう。
OEMでボディクリームを製造するには、製品決定から出荷までの手順を確実に踏んでいかなければなりません。また、OEM先を比較する際には実績や品質管理体制など複数のチェックポイントを事前に用意しましょう。
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