OEM製造できるマッサージクリームの美容効果とオリジナル製品例7種を解説

OEM製造できるマッサージクリームの美容効果とオリジナル製品例7種を解説

マッサージ専用クリームの美容効果は?
マッサージクリームにはどんな種類がある?
オリジナルブランドのマッサージクリームを販売したい!

マッサージクリームは、マッサージの滑りをよくするクリームで、血流改善や筋肉の緊張緩和、むくみ改善、リフトアップなどのマッサージと保湿効果が期待できます。個人使用はもちろん、サロンでの施術に用いる業務用製品も広く流通しています。
カスタマイズしたオリジナルブランドのマッサージクリームは、OEMメーカーへ製造を依頼し、販売が可能です。
ここでは、化粧品OEMを通じて開発・製造できるマッサージクリームとその効果、マッサージクリームの製品例、マッサージクリームのカスタマイズ方法について解説します。

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OEM製造できるマッサージクリームとは

OEM製造できるマッサージクリームとは

マッサージクリームとは、マッサージを行う際に摩擦を軽減し、滑りを良くするためのクリームです。マッサージによる摩擦が軽減されることで、肌への負担が少なくなり、快適なマッサージができます。
マッサージクリームやそれらを使ったマッサージによる美容効果と温感効果、マッサージクリームとマッサージオイルとの違いについて解説します。

マッサージクリームの美容効果

マッサージクリームを使ったマッサージには、血流を改善し、コリをほぐし、リラックス効果が期待できます。これにより、むくみや血色が良くなり、くすみがちな肌も明るい印象になります。

さらに、マッサージクリームを使用することで、リフトアップ効果や引き締め効果が期待できます。加えて、クリームに配合されている成分による保湿やエイジングケア効果も得られます。肌がしっとりと潤い、若々しい状態を保つことができます。

マッサージクリームの温感効果

マッサージクリームには、成分による温感効果とマッサージによる血流改善により、肩や腰の違和感を和らげることができます。トウガラシ果実エキスやバニリルブチルは、塗布することで温かさを感じます。

また、膝や肘などの関節対策として企画する場合、軟骨成分のグルコサミンやコンドロイチン、MSM、プロテオグリカンを配合することができます。関節をサポートし、動きをスムーズに保つ効果が期待できます。

マッサージオイルとの違い

マッサージクリームとマッサージオイルは、どちらもマッサージの滑りを良くするために使用されますが、いくつかの違いがあります。オイルは油分が多く含まれているため、肌表面をオイルが覆い、長時間にわたって肌をしっとりさせます。
一方、マッサージクリームはオイルよりも水分量が豊富で、肌に潤いを与えます。クリームはオイルに比べて軽い使用感で、さっぱりとした仕上がりになります。

使い方

マッサージクリームを使用するタイミングは、一般的にはボディであれば入浴後、フェイシャルであれば洗顔後や化粧水の後が適しています(クレンジングクリームを除く。)。掌の上でクリームを柔らかくしてから塗布します。フェイシャル用であれば、朝夕いつ使用するのか、使用頻度は週1回から毎日でもよいのか、使用方法に従います。

マッサージクリームには、塗布したままでよいクリームや洗い流しタイプ、拭き取りタイプもあります。洗い流しタイプはべたつきが苦手な方におすすめで、お風呂や洗面所での使用に適しています。一方、拭き取りタイプはしっとり感が残り、乾燥が気になる方に適しています。

化粧品OEMでは、オリジナル製品の企画段階で、商品のターゲット層や用途に応じた洗い流しや拭き取りの要否、使用頻度を検討し、OEMメーカーに希望を伝えましょう。試作品の評価では、伸びや乾き具合、保湿感、使用感、ニオイなどを確認し、フィードバックします。

オリジナルマッサージクリームのOEM製品例

オリジナルマッサージクリームのOEM製品例

マッサージクリームは、使用部位や用途、個人利用・業務用の違いによってさまざまな商品が市販されています。ここでは、マッサージクリームの製品例7種とその効果、各用途に適した美容成分、製品のコンセプトづくりで留意するポイントについて解説します。

妊娠線クリーム

妊娠線クリームは、お腹や太もも、膝裏からヒップ、背中にかけて保湿をし、乾燥や肌荒れから肌を守るものです。ヒアルロン酸やコラーゲンを配合し、しっかりと保湿します。さらに、シア脂やアルガンオイルは、保湿することで肌を柔らかくするエモリエント効果が期待できます。アラリアエスクレンタエキスや葉酸のように保湿成分であるコラーゲンの合成をサポートする成分の配合も可能です。
妊娠線クリームは、クリームの塗り広げやすさや肌へのやさしさも重要です。香料や着色料、アルコールなどを含まない無添加処方で、敏感肌の方にも安心して使える低刺激処方が適しています。

バストアップクリーム

バストアップクリームは、バストのボリューム感を高め、肌の柔らかさやブライトニング効果をもたらします。特に、乾燥や加齢によるバストの垂れに潤いやハリを与え、ふっくらとみせる効果が期待できます。ふき取り不要のクリームにすることで使いやすく、デコルテや手の甲にも使用できます。
コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分やアルブチンやビタミンC誘導体などのブライトニング成分は、肌を明るくします。ハナスゲ根エキスや加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオールを配合することでバストにハリを与えます。

温感クリーム

温感クリームは、バニリルブチルやラジウム鉱石パウダーなどの成分は、塗布すると温かさを感じます。クリームによる温感効果とマッサージによる血流改善によって関節の違和感やコリをケアし、リラックスできます。
さらに、コンドロイチン硫酸Naやアセチルグルコサミン、MSM、プロテオグリカンなどの成分を配合し、関節をサポートできます。セイヨウシロヤナギ樹皮エキスには痛みを和らげる効果が期待できます。

フェイスマッサージクリーム

フェイスマッサージクリームは、筋肉や骨格、リンパ、血流にアプローチし、老廃物の排出を促進します。また、こわばった表情やむくみ、たるみに働きかけ、くすみを解消し、明るい顔印象にします。
肌のハリや保湿を促す成分を配合することや、敏感肌向けには界面活性剤不使用の製品も可能です。脂性肌や混合肌の方には洗い流しタイプや油分の配合割合の低いものがおすすめです。
フェイスマッサージクリームを選ぶ際には、使用できる部位を確認することが重要です。ボディ専用のマッサージクリームを使ってしまうと刺激が強すぎてトラブルの原因になりかねません。

ボディマッサージクリーム

ボディマッサージクリームは、スリミングクリームとも呼ばれ、マッサージによる血流改善やむくみ取りを期待できます。このクリームを使用することで、脚やお尻、お腹の引き締め、ダイエットやセルライト対策に役立ちます。
トウガラシやショウガエキス、カフェインを配合することで、発汗を促進し、脂肪燃焼をサポートします。

クレンジングマッサージクリーム

クレンジングマッサージクリームは、コールドクリームとも呼ばれます。クリームを顔全体に広げ、優しくマッサージして汚れを浮かせ、クリームを洗い流し、または、ふき取りをします。通常のクレンジングとの大きな違いは、油分が多く含まれ、界面活性剤が少ない点です。マッサージにより血流がよくなり、ハリやリラックス感がえられます。メイクと油分が馴染むまでに時間がかかりますが、肌の油分を守りながら優しくメイクを落とすことができ、敏感肌や乾燥肌の方に適しています。

ヒップアップクリーム

ヒップアップクリームは、乾燥や下垂、ニキビ、黒ずみなどの悩みに対し、潤いやハリを与え、引き締め、ヒップアップが期待できるクリームです。
肌を引き上げる感覚を与えるアルモンドエキスやヒップの引き締め作用の(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、肌表面を修復する成分をサポートするアスコフィルムノドスムエキスなどの美容成分を配合できます。肌表面を柔らかく滑らかにするソフトピーリング成分にはリンゴ酸や乳酸などの成分があります。ビタミンC誘導体やα-アルブチン、コエンザイムQ10などは、みずしくハリのあるヒップへと導く美肌成分です。

マッサージクリームのOEMにおけるカスタマイズ

マッサージクリームのOEMにおけるカスタマイズ

化粧品OEMでオリジナルブランドのマッサージクリームを開発する場合、使用部位や用途、期待する効果、マッサージの種類によって、カスタマイズが可能です。ここでは、マッサージクリームのカスタマイズ可能な4点について、解説します。

成分

オリジナルマッサージクリームには、ボディ用や顔用など使用部位や用途に応じてさまざまな成分を配合することができます。ヒアルロン酸、セラミド、スクワランなどの保湿成分は肌に潤いを与えます。引き締めや温感効果を求めるクリームには、海塩や唐辛子エキスを配合することで、発汗を促します。

また、エイジングケアを目的としたクリームには、美白成分としてトラネキサム酸やプラセンタエキス、シワやハリの改善にはパルミチン酸レチノール、コラーゲン、エラスチンなどの成分があります。マッサージによるリフトアップ効果とともに、肌を若々しく保つことができます。グリチルリチン酸やCICA成分は、炎症を抑える作用があり、ニキビや肌荒れを防ぐ効果が期待できます。

さらに、ロウやシア脂などの油溶性成分を配合することで、クリームが体温で徐々に柔らかくなり、マッサージしやすくなります。

化粧品OEMでは、使用部位や用途、使用感に合わせて成分を組み合わせることで、ニーズに応じたオリジナルのマッサージクリームを開発することができます。

香り

化粧品OEMでは、マッサージクリームに精油や香料を組み合わせて配合し、香りをつけるカスタマイズができます。香りは、使用する場面や目的に応じて選ぶことが大切です。

柑橘系やハーブ系の香りは、爽やかで気分を高めるリフレッシュ効果があります。一方、リラックスしたいときには、ローズやラベンダーなどのフローラル系の香りがおすすめです。また、香りに敏感な方や妊娠期の方、香料無添加を好む方もいますので、あえて香りをつけない製品仕様もあります。

化粧品OEMでは、商品やサロンのブランドイメージを高め、消費者の記憶に残る魅力的な香りをカスタマイズすることができます。

使用感

マッサージクリームの使用感は、保湿クリームとは異なり、伸びや滑りが重要です。マッサージ中に乾燥しないこと、マッサージ内容に合わせた固さが求められます。摩擦によって消しゴムのカスのようなものが出ないように、増粘剤や粉体原料の配合に工夫が必要です。
油性成分のロウやシア脂が配合されているクリームは、体温で徐々に柔らかくなるため、マッサージがしやすく使用感が向上します。一般的なマッサージでは伸びや滑りの良い柔らかいクリームが好まれますが、リンパマッサージには適度な固さのクリームが適しています。OEM製造においては、マッサージの種類に合わせた適切な固さのマッサージクリームを開発することが重要です。

容量・容器

マッサージクリームの容量設定や容器選択は、使用者の利便性と高級感のバランスを考慮することが大切です。例えば、プッシュ式で蓋の開け閉めが片手でできる容器や、ポンプ・ディスペンサー式、チューブ式などがあります。個人ユースか、業務用商材かによって、使いやすさを重視しながらも、高級感を損なわない容器やデザインが求められます。
また、目元マッサージ用やボディ用マッサージクリームには、特殊なアプリケーター付きやマッサージボール付きの容器があります。クリームを直接肌に塗布しながらマッサージ効果を高めることができます。
さらに、使用頻度や1ヶ月の使用量、販売価格帯に基づいて最適な容量を設定することも重要です。顧客の利便性を考慮した容量や容器の選定を行うことで、満足度の高い製品を提供することができます。

関連記事:化粧品OEMとは?メリット・デメリット・成功のポイントや選び方まで解説

マッサージクリームの注意点

マッサージクリームの注意点

マッサージクリームを使用する際には、いくつかの注意点があります。まず、顔専用やボディ専用、温感クリーム、スリミングクリームなど、使用できる部位や用途を確認してから購入することが重要です。また、お風呂用や洗い流し、ふき取りを必要とするものなど、使用後のオフの方法を守ることも大切です。肌に残ったクリームをしっかりと除去し、肌トラブルを防ぎます。

さらに、敏感肌の方は全成分の表示をよく確認し、必要に応じてパッチテストを行うことをおすすめします。肌に合わない成分の有無を事前に確認し、肌トラブルを防ぐことができます。

まとめ

まとめ

この記事では、化粧品OEMを通じて開発・製造できるマッサージクリームとその効果、マッサージクリームの製品例、マッサージクリームのカスタマイズ方法について解説しました。マッサージクリームをカスタマイズすることで、マッサージ施術に合わせたオリジナルブランドを開発し、自社のブランディングやLTV向上にもつながります。化粧品OEMメーカーに委託することで、マッサージクリームの使用感や香り、敏感肌用の処方などをカスタマイズしたオリジナルブランドのマッサージクリームの開発や製造が可能です。

㈱OEMは、スキンケアからボディケア化粧品、メイク・ボディ・ヘアケア製品・ルームフレグランス・サプリメントなど幅広く美容・ヘルスケアの商品開発・製造の実績があります。また、事業を海外へ展開する場合の輸出もサポート可能です。

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