化粧品のオリジナルパッケージの徹底解説

オリジナル化粧品のパッケージの製造はどれくらいの費用がかかるだろうか
化粧品のパッケージデザインはどこに頼めばいいだろうか
薬機法に遵守した表現にするにじゃどうすればいいだろうか

化粧品OEMで自社ブランドの化粧品を製造するにあたって、中身と容器と同様に、パッケージを考えることも重要な要素です。

化粧品を入れる容器と同じく、パッケージもその形状やデザインによって商品のイメージに影響しますし、コスト面でも差が出ます。

本記事では、化粧品OEMでオリジナル化粧品の製造を検討されている方向けに、化粧品のオリジナルパッケージの種類やコスト、デザインなどについて解説します。

OEMにおける化粧品のオリジナルパッケージ

化粧品は中身がメインであっても、消費者が初めて接するのは容器や化粧箱などの外観的要素になります。

同じ処方を使用した2つの化粧品が中になっていたとしても、パッケージのデザインの違いによって消費者が商品に対して持つイメージが違うものになるはずです。

そのため、競争環境の激しい化粧品業界で差別化する要素として、パッケージは重要なポイントとなります。

差別化を図るために高級感の高いユニークなパッケージを使いたいと考える企業も多いのですが、ロットやコスト面の事情もあるため現実的な範囲で商品の仕様を決める必要が出てきます。

それでは具体的に化粧品パッケージの種類から解説をしていきます。

OEMできる化粧品のオリジナルパッケージの種類

「パッケージ」という言葉を聞くと、容器も一緒に考えることもよくあるかと思いますが、化粧品業界ではパッケージは容器以外の化粧箱や袋、ラップなどの意味で使われる場合が一般的です。

化粧品OEMの容器については別の記事で詳しく解説していますので、ご興味がありましたらご覧いただければと思います。

化粧品のパッケージで最も一般的な仕様は「化粧箱」になりますので、この記事では化粧箱を中心にご説明したいと思います。

素材による種類

まずは、化粧箱の素材について説明します。

化粧品OEMの化粧箱の素材には下記の2つのものがあります:

  1. プラスチック

1.紙

紙でできた化粧箱のことです。市場にある商品のほとんどに使用されています。

2.プラスチック

プラスチックで作った化粧箱です。紙の化粧箱に比べては少なく、容器を見せるために透明のものを使用する場合が多いです。

仕様による種類

化粧箱の仕様にもいくつかの種類があり、組立方法や価格面で差がでます。

実際には多くの仕様がありますが、主には下記の3つになります:

  1. キャラメル
  2. 地獄底
  3. ワンタッチ

では、それぞれご説明します。

1.キャラメル

化粧箱の上下に差し込みのふたがある仕様で、もっとも簡単なものとなり、価格も安いのが特徴です。

ガラス容器のような重いものには向かない仕様になります。

2.地獄底

箱の底の部分が抜けにくいように四方から組み立てるように作られている仕様のため、ガラス容器などの重いものでも耐えられます

キャラメル箱よりは価格は高めです。

3.ワンタッチ

片手で押すだけで自動的に組みあがるので、ワンタッチと呼ばれます。

製造コストは地獄底よりも高くつきます。一方で、充填工場側での工程が楽になるため、充填コストが若干下がります

化粧品のオリジナルパッケージのロットとコスト

それでは次に化粧品のオリジナルパッケージのロットやコストについてご説明します。

ロット

化粧品のオリジナルパッケージのロット(製造する個数)は製造メーカーにもよりますが、一般的には500個から製造可能と言えるでしょう。

ただし、一個当たりのコストが割高になってしまうため、1000個以上のロットで製造して、残資材を保管するほうが原価を抑えられるのでオススメです。

コスト

50gのジャー容器用の化粧箱のコストを下記の表にまとめました。

仕様:キャラメル箱、4色

数量 価格
1000 110
2000 90
3000 70

 

ガラス容器を使用する場合は、割れる恐れがあるため、中枠も必要となり大体15円程度のコストが追加されます。また、中枠を差し込む工程もできてしまうため充填見積りの価格も少し上がります。

小ロットで低コストを目指している場合は、化粧箱の代わりにシュリンク加工を採用される方が一般的です。こちらのコストは一個当たり20円前後になります。

化粧品のオリジナルパッケージをデザインする際のポイント

それでは、化粧品OEMで自社ブランドを開発する際のオリジナルパッケージについての2つのポイントについてご説明したいと思います。

デザインはプロに任せる

パッケージのデザインは重要であるため、デザインのプロに依頼することが大切です。

社内にデザイナーの方がいない場合は、専門会社やフリーランスのデザイナーに依頼することをお勧めします。

オリジナルのパッケージのデザインまで依頼できるOEM会社はほとんどありませんが、

相談すればデザイナーを紹介してもらうことも可能でしょう。

薬事チェックはOEM会社に任せる

化粧品のオリジナルパッケージの製造をOEM会社に頼んでいる場合は、薬機法に照らし合わせたリーガルチェックは漏れないと考えていいでしょう。

しかし、自社からOEM会社に支給する場合は法的チェックのために、必ずパッケージメーカーに製造を依頼する前に化粧品OEM会社に薬事チェックの最終確認を得るようにしなければなりません。

法律に沿っていないことが後から発覚すると、せっかく用意したパッケージが使用できなくなり再度製造することになりかねません。

まとめ

今回の記事では、OEMで自社ブランドの化粧品の開発を検討されている方向けに化粧品のオリジナルパッケージについてご説明しました。

パッケージだけではなく、化粧品OEMのことでしたらどのようなことでもお問合せいただければと思っております。

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