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コスメのプロデュースに関心を持っている
オリジナルブランドのコスメを販売したい
低予算、小ロットでオリジナルコスメをプロデュースしたい
消費者が求めるコスメは多種多様化しており、消費者が望むコスメと会社のコンセプトに合った商品を求める傾向が強くなっています。
また有名ブランドの商品がヒットするというわけではなく、化粧品の商品企画やブランドコンセプト、れに見合った配合成分などのオリジナルな点が重視されています。
こうした時代だからこそ、自社のこだわりを盛り込んだオリジナルコスメを開発することで、より「消費者の目線に近い」商品作りが可能であると考えられます。
本稿では、プロデュースできるコスメの種類とコスメをプロデュースするなら最低限知っておきたい法律の説明とコスメのプロデュースをOEM会社に依頼する場合の流れをお伝えしていきます。
Contents
プロデュースが可能なコスメの種類は以下の3種類に分けられます。
それぞれを一つずつ解説していきます。
プロデュースが可能なコスメの種類の1つ目はスキンケアコスメです。
洗顔料(洗顔用化粧品)、化粧水、美容液、乳液、クリームといった皮膚を健やかかつ清潔に保ち肌を整えることを目的とするコスメがスキンケアコスメに該当します。
洗顔料には液体か固形があるように、化粧水にはさっぱり感やしっとり感を出すタイプ、乳液やクリームにも様々な種類があります。
他業種からでのプロデュースの参入がしやすいのがスキンケアコスメです。
プロデュースが可能なコスメの種類の2つ目はヘアケア・ボディケアコスメです。
ヘアケアコスメには、シャンプー・トリートメントをはじめ、ヘアマスク・オイルなどがあり、美容師や美容院が他店との差別化のためプロデュースをする例もあります。
また、ボディケアコスメにはボディシャンプーはもちろん、ボディジェルやスクラブ、ミストなどがあり、夏の暑い時期にミストを販売したり、身体をさっぱり洗い流すタイプのスクラブなどは季節限定商品としての企画も可能です。
プロデュースが可能なコスメの種類の3つ目は医薬部外品コスメです。
スキンケアコスメ、ヘアケア・ボディケアコスメに比べてハードルが上がるのが医薬部外品に該当するコスメです。
医薬部外品とは、医薬品と化粧品の間に分類されるもので、「人体に対する作用の緩やかなもの」と定義されており、美白や育毛など人体に何らかの改善効果をもたらすものが当てはまります。
自社で製造販売するにはコストと時間がかかりますが、プロデュースの場合にはケアコスメ同様に低いハードルで挑戦することができます。
コスメをプロデュースするために最低限しっておきたい法律やルールは以下の3つです。
それでは、一つずつ解説していきます。
コスメをプロデュースするために最低限しっておきたい法律やルールの1つ目は、薬機法(旧薬事法)の遵守です。
「薬事法」と言われていた法律は現在、「薬機法(やっきほう)」と名前を変えています。
薬機法とは、医薬品、医療機器等の品質と有効性および安全性を確保したり、製造・表示・販売・流通・広告などについて細かく定めた法律です。
また、医薬品や医療機器だけでなく、医薬部外品、化粧品などの定義も定め、健康食品の規制にも適用されるため、コスメを取り扱うのであれば、知識として知っておく必要があります。
コスメをプロデュースするために最低限しっておきたい法律やルールの2つ目は、ラベルの広告表示です。
コスメを販売する際には、「処方」「商品」「容器」「箱」が全部揃ってセットです。
ラベル広告表示は「容器」「箱」に関係するもので、表示する場所や表示する文字の大きさなど、人体に影響を与えるもののため、細かく決まっています。
販売名や商品説明・製造販売業者・製造番号・注意事項など製品に関する情報の表示が必要でこれらの表示は、化粧品が直接入っているボトルや箱・能書に記載しなければいけません。
コスメをプロデュースするために最低限しっておきたい法律やルールの3つ目は、製造販売の責任です。
コスメをプロデュースではなく、製造と販売から始めようとすると、総括製造販売責任者、品質保証責任者、安全管理責任者といういわゆる「薬事三役」と呼ばれる責任者を置く必要があります。
自社で企画し生産だけを製造業の許可のある国内工場に委託しコスメを自社の名前で販売する場合、「化粧品製造販売業許可」が必要です。
しかし「製造販売業」を取得しているOEM会社に業務委託をすることで、特別な免許を取得せずに販売することが可能です。
コスメは基本的に問題が起こった場合、製造元が責任を負います。
コスメをプロデュースするメリットは以下が考えられます。
それでは、一つずつ解説します。
コスメをプロデュースするメリットの1つ目は、既存事業以外の売上の発展性が広がることです。
コスメを一から製造しようとする場合、工場の確保から各種免許の取得、製造から販売にかけての責任を負うこととなり、参入しにくいのが現実です。
しかし、コスメをプロデュースする場合、OEM会社が製造部門としての役割をになってくれるため、新規で参入したとしても販売だけにに注力することができます。
コスメをプロデュースするメリットの2つ目は、販売開始までの時間を短縮できることです。
新規参入を決めてからコスメの販売開始までを自社で展開する場合は、化粧品を作るための工場や、製造設備が必要なためまずはその確保に時間がかかります。また、製造販売するための免許の取得もしくは免許保持者の確保など多くの時間を要します。
しかし、プロデュースの場合、設備を整える必要はなく、OEM会社との打ち合わせからスタートすることができるため、必要のない時間をかける必要がありません。
コスメをプロデュースするメリットの3つ目は、オリジナルブランドとして販売ができることです。
コスメをプロデュースする場合、依頼する企業のコンセプトに沿った処方をOEM会社が製造します。
そのため自社のオリジナリティの高いコスメを販売展開することが可能です。
コスメのプロデュースをOEM会社に依頼した場合の一般的な流れは以下の通りです。
それでは、一つずつ解説します。
コスメのプロデュースをOEM会社に依頼した場合の一般的な流れの1番目は、企画提案です。
まず、OEM会社から、依頼元の企業のコンセプトにあった原料と商品の提案をします。
顧客のニーズにインパクトを残すコスメであることが重要で、その中で最新の原料情報、化粧品市場のトレンド、法的知識などをコンセプトに掛け合わせる必要があります。
顧客が使い続けたくなるコスメをこの段階で詰めていきます。
コスメのプロデュースをOEM会社に依頼した場合の一般的な流れの2番目は、試作・処方決定です。
コンセプトや原料や市場のトレンドを考慮して厳選し、処方設計をし、商品の使用感や完成イメージを、納得するまで試作を繰り返します。
また、単に原料だけを重要視するのではなく、良い原料同志を掛け合わせたときの品質の安定性や使いやすさも含めて考えることも大切なポイントです。
その上で、自社の製品を購入する顧客が安心して使用できるよう、防腐力試験や容器試験など安全性に問題がないか確認を行います。
ここで問題がなければ処方を決定しします。
コスメのプロデュースをOEM会社に依頼した場合の一般的な流れの3番目は、見積もりです。
処方が決定したら処方や容器が決まったら、容器や化粧箱のデザインを決定します。
ラベルには、成分表、効果・効能、使用方法、注意書き、連絡先情報など、法律上記載が必要な項目がありますが、情報はすべてOEM製造元に任せることができます。
その上で、製品仕様・数量を決めて正式に見積りを出してもらいます。
ロット数が多いほど1つあたりの単価が下がりますが、まずは小ロットで様子を見て在庫を抱えすぎないことが大切です。
コスメのプロデュースをOEM会社に依頼した場合の一般的な流れの4番目は、発注・製造です。
見積もりが適正であれば、正式に発注します。
OEM製造元は、製品化が決定し原料・資材が揃った段階で「秤量・調合」→「充填」→「包装」→「検査」→「出荷」の流れで生産します。
製造後、品質に問題がないか等、厳しく試験・検査を実施し、また、薬事法や景品表示法に沿ってその他必要な製造の手続きを行います。
コスメのプロデュースをOEM会社に依頼した場合の一般的な流れの5番目は、納品です。
菌検査、目視検査、漏れ等の製品検査に合格した商品を、依頼元の企業が指定した納品場所へ納品期日までに納品してもらうことで、一連の流れが完成します。
納品後、すぐに販売開始できるよう展開する準備を整えておきましょう。
コスメをプロデュースするためには、まず、自社でどのようなコスメを展開していきたいのか、またそれを誰に対して売りたいのか、というコンセプトを明確にした上で、信頼できるOEM製造元を選考する必要があります。
そのためには、プロデュースしたいコスメの製造実績があるOEM製造元を探し、依頼し取引を重ねて信頼関係を構築することが必要です。
コスメのOEM製造元を比較検討した上で選考し、競争力が高くオリジナリティの高いコスメを販売していきましょう。
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