フリーズドライを活用した化粧品を徹底解説

フリーズドライを活用した化粧品ってどういう特徴があるの?
フリーズドライを化粧品にどう活用するの?
フリーズドライ化粧品ってどうやって作っているの?

フリーズドライという言葉は知っていても化粧品においてその技術がどう使われているかを説明できる人は少ないと思います。

この記事では、化粧品OEMの専門企業として、フリーズドライがどういったもので、化粧品にどう役立たせることができるのか、フリーズドライ化粧品の全体像がわかるように解説をしていきます!

化粧品に活用するフリーズドライの仕組み

化粧品に活用するフリーズドライの仕組み
まずは、化粧品に活用するフリーズドライの仕組みから解説をしていきます。

フリーズドライは凍結乾燥とも言われており、真空状態で気圧を下げた状態の中に凍結させた素材を置くことで、昇華によって水分を抜き乾燥させる技術です。

気圧が低い場所では、水の沸点が下がるという性質があります。

真空状態にすることで水分の沸点を下げた状態を作り、そこに熱を加えることで、凍って固体になっていた水分を気体に変化させる「昇華」をさせます。

このフリーズドライの原理を活用して、フリーズドライ化粧品は製造をしていきます。

フリーズドライを活かした化粧品

フリーズドライを活かした化粧品
ここでは、フリーズドライを活用した化粧品には具体的にどういったものがあるかのかを解説していきます。

フリーズドライは、インスタントコーヒーや味噌汁、スープなど食品の加工に使われることも多いので、実際に触ったことがある方が多いのではないでしょうか。

化粧品の場合、食品よりも複雑に成分を混ぜ合わせているため、昇華が起きる沸点を探すのが難しいという難点がありましたが、フリーズドライ技術の進化とともに、化粧品での応用が増えました。

その結果、スキンケアを中心に、例えば以下のようなフリーズドライ化粧品が流通しています。

・防腐剤のいらない化粧水
化粧水の成分をフリーズドライし直前に粉と水を混ぜて使うことでができる、防腐剤のない無添加の化粧水

・濃度を高めた美容液
コラーゲンをフリーズドライして濃縮することで作れる通常よりも濃い美容液

・劣化しにくい化粧水
ビタミンCのような不安定な有効成分であってもフリーズドライにして直前に混ぜることで実現できる鮮度の高い化粧水

それでは、具体的にフリーズドライを活用した化粧品にどういったメリット・デメリットがあるのかを解説していきます。

フリーズドライ以外で注目を浴びている技術について知りたい方は、是非酵素製品についての以下の記事も御覧ください。

フリーズドライ化粧品のメリット

フリーズドライ化粧品のメリット
まずは、フリーズドライ化粧品のメリットについて以下の3点を紹介します。

  • ・防腐剤がいらない
  • ・有効成分の鮮度を保つことができる
  • ・濃度を上げられる

それでは、それぞれを解説していきます!

防腐剤がいらない

1つ目のメリットは、防腐剤がいらないということです。

フリーズドライにすることで、液体の化粧品に比べて腐ったり傷んで劣化することが防ぎやすくなります。

その結果、水溶性の化粧水・美容液で一般的に使う防腐剤を使うことなく、化粧品を作ることができます。その結果、無添加を謳った化粧品を作ることができます。

また、フリーズドライした粉末は、長期の保存にも向いていると言えます。

有効成分の鮮度を保つことができる

2つ目のメリットは、鮮度を保つことができることです。

フリーズドライすることで、素材の成分に変化が起こりにくい状態になります。

その特性を活かして、有効成分が活性化を維持した状態で粉末にでき、鮮度の高い化粧品を作ることができます。

濃度を上げられる

3つ目のメリットは、濃度を上げられることです。

フリーズドライによって粉状にすることによって、水に戻す際に一般的な濃度よりも濃い化粧水や美容液を作ることが可能です。

有効成分の密度が高いことをPRする化粧品の販売を考えている場合は、有効な選択肢と言えます。

フリーズドライ化粧品のデメリット

フリーズドライ化粧品のデメリット
次に、フリーズドライ化粧品を製造するデメリットをご紹介いたします。

デメリットは、製造コストが一般的な化粧品よりもかかってしまうことです。

フリーズドライにするために、専用の機械を使用します。また、 製造工程も増えて手間が増えてるため、一般的な化粧品を作るよりも費用が高くなります。

フリーズドライのメリットが非常に大きいため、高級ラインナップの化粧品として展開するなど、デメリットを補ったマーケティングの展開が考えられます。

株式会社OEMのフリーズドライ化粧品

小ロットの化粧品OEMに強いOEM株式会社
最後に当社、株式会社OEMのフリーズドライ化粧品のご提供についてご紹介をさせていただきます。

当社でも、フリーズドライの化粧品をご用意することが可能で、数多くのフリーズドライ化粧品を製品化してきました。

また、化粧品OEM専門企業だからこその幅広い選択肢からご提案してくことが可能です。

フリーズドライ化粧品にするべきかどうか、という検討段階からのご相談も喜んでお受けしております。

まとめ

まとめ
この記事では、化粧品に使うフリーズドライという技術の説明から、どう化粧品に役立たせることができるのか、メリット・デメリットまで解説をしました。

フリーズドライ化粧品は、比較的新しいジャンルの製造方法ですし、調べても分からないことが多いと思います。

フリーズドライ化粧品の製造が気になる方がいれば、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

 

化粧品OEM資料をダウンロードする

 

化粧品OEMラボ

詳しく見る

お問い合わせはこちらまで

インターネットでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

03-6384-4817 (受付時間 平日 9:00-17:00)