ゼリーがOEMで選ばれる理由は?製品の形状やメーカーの選び方を解説

ゼリータイプの健康食品をOEM製造したい
スティック型・パウチ型など、ゼリー商品の形状の種類や違いを知りたい
ゼリー商品のOEMを小ロットで行いたい

ゼリータイプの健康食品は、2010年代から規模を拡大させてきました。手軽に栄養や美容成分がとれ、スポーツのあとやおやつ代わりにも食べやすいことなどが消費者の人気の理由です。

とくにゼリー飲料は、2014年から2018年で市場規模が50%以上拡大するなど、目覚ましい成長を遂げています。

今回は、OEMでゼリーが選ばれる理由や、ゼリー商品の容器の形状の種類について詳しく解説します。ゼリー商品をOEMで製造するときのメーカー選びのポイントについてもあわせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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健康食品市場でゼリー商品が好調

2010年代に年平均成長率11%以上を記録したゼリー商品ですが、新型コロナウイルスの影響を受け、ここ数年は市場縮小が続いていました。しかし、2022年の春には、コロナ禍前の需要まで回復したとされます。

そもそもゼリーは、「スポーツのあとや移動中にもとりやすい」「朝食代わりなどに小腹を満たしやすい」ことなどから支持されてきました。人々がコロナに慣れてきた今、その需要を取り戻しつつあります。

またアフターコロナでは、コロナ禍前の需要に加え、在宅勤務のおやつ・デザートの代わりといった新たなニーズが見込まれています。コロナによる健康志向の高まりで、今後もニーズは高止まりが期待されています。

 

OEMでゼリーが選ばれる理由


ここからは、OEMで商品開発をする際、ゼリーが選ばれる理由を解説します。

様々な容器に対応できる

ゼリーは、ポーション型の小さな容器からパウチ型の容器まで、数グラム~200グラム弱の大小様々な容器に入れられます。

錠剤類とは違い、1回に摂取すべき量ごとに分包されており、持ち運びやすいこともメリットの一つです。

詳しくは後述しますが、ゼリーの容器にはスティック型・パウチ型などいろいろな形状があります。

持ち運び重視か、小腹を満たしたいのかなど、ターゲットの利用シーンに合わせて多くの形状から選べるのが魅力の一つです。

光・酸化に強い

スティック型やTパウチなどのゼリー容器では、フィルムなどにアルミ泊を貼ったアルミ包装が多く用いられています。

アルミ包装は光や酸素を通しにくいので、内容物に影響を与えにくいメリットがあります。また、熱に強く、香りを中に閉じ込める性質もあります。以上のような理由から、デリケートな成分の処方にも向いています。

美容成分と相性がいい

ゼリーは、美容成分と相性がよく、美容系健康食品としてニーズを満たしやすいメリットもあります。

たとえば、ゼリーの原料に使われることもあるゼラチンは、美容成分として人気の高いコラーゲンから作られており、食品として摂取する分にはほぼ同じです。コラーゲンは1日の推奨摂取量が5~10グラムと比較的多いため、錠剤などよりもゼリーの方が一度に多くとれて便利です。

また、美肌効果を期待されるヒアルロン酸はゲル状であるため、ゼリー商品に使いやすいとされます。

そのほか、同じく肌の乾燥や小じわに効くとして注目されるプラセンタを、コラーゲンやヒアルロン酸とともにゼリーにした商品も人気です。

販促品やサンプルとして配布しやすい

ゼリー商品は、1回の摂取分が分包されていて持ち運びやすいため、販促品などにも使いやすいと評判です。

ほとんどのゼリーは常温での保存が可能であることも、配布しやすさを後押ししています。容器や袋のデザインをおしゃれにすることで、印象に残りやすくすることも期待できます。

 

ゼリーのOEMで使われる容器の種類とは?スティック型・パウチ型など


様々な理由で選ばれてきたゼリーですが、どのような形状のものがあるのでしょうか?ゼリー・容器の種類をここでは解説します。

スティック型

スティック型は、細長い棒状の袋にゼリーを入れるタイプで、およそ3~80gの内容量を入れられます。

スティックの端全体を切って開ける「平口型」のほか、ゼリーの取り出し口を細くした「ビン口型」もあります。ビン口型は取り出し口が細いため、粘度のあまりないゼリーでもこぼしにくく飲みやすいのがメリットです。

比較的柔らかめのゼリーからこんにゃくのように硬いゼリーまで、いろいろな食感のゼリーに対応できます。

Tパウチ

上部にある吸い口の封を切って、ゼリーが吸える包装容器です。内容量はおよそ25~100gで、スティック型によりも多めの内容物が充填できます。吸い口があり飲みやすいほか、下記のような特長があります。

  • 余計な資材が付いていないため、環境に優しい
  • かさばらず軽量で、輸送コストが抑えられる

より開封口がわかりやすく、開けやすい形状のTパウチも開発されています。粘度のあまりないゼリーに適した容器です。

スパウト付きパウチ

プラスチック製で開け締め可能なスパウト(注ぎ口)が付いた容器です。ゼリー商品としては、100~180gの内容を含むものが多いです。

スパウト付きパウチは内容量が多いため、多くは底にマチが付いており、自立します。プラスチック容器などよりも柔らかくかさばらないため、輸送コストがかかりにくいのも利点です。

蓋付きなので、何回かに分けて飲め、フードロスを減らせる利点もあります。

カップ型・ポーション型

カップ型・ポーション型は、いずれもお皿のような形状のプラスチック容器にはがせる蓋が接着された容器です。

カップ型は内容物が60~100グラム、ポーション型は16~23グラムほど入ります。中が透けて見える透明タイプやおしゃれなプリントで、見た目のおしゃれさも追求できます。

ゼリーのOEMメーカーを選ぶポイント


ここからは、ゼリー商品の製造を依頼するOEMメーカーを選ぶポイントについて解説します。

柔軟なロット数に対応できるか

これまで述べてきたように、ゼリーは含有したい成分や食感の硬さ・容器によって、様々な商品ができます。

製造した商品が本当に市場に受け入れられるかは、実際に消費者に食べてもらわないとわからない部分も多いです。

小ロットから製造してテストマーケティング的に販売すれば、消費者の生の声を聞くこともできます。また、在庫を多く抱えるリスクも抑えられます。

一方、大量のロット数を生産すると、効率的に生産ラインを使え、一つあたり単価を抑えられるメリットがあります。

お客様の予算や、どれだけ在庫を許容できるかといった事情に合わせて、柔軟にロット数を対応させられるOEMメーカーを選ぶことが大切です。

製造経験は豊富か

企画したゼリーを実際に形にするには、有効成分とゲル化剤など配合添加物を選定し、相性を見なければなりません。

また、ゼリーは温かいと液状になり、冷えると固まる性質があるため、ゼリーを容器に充填する作業では、温度変化も考えた管理が必要になります。

一口に健康食品の製造といっても、ゼリーの製造が得意なOEMメーカーと、そうでないOEMメーカーがあります。

メーカーを選ぶときには、できるだけゼリー商品の製造経験の豊富なところを選ぶことが大切です。

開発段階からアドバイスできるか

前述のように、ゼリー商品は見た目や食感・容器などにより、大きく商品の仕上がりが変わります。そのため、開発においては、コンセプト作りが非常に重要です。

また、コンセプトの通りに商品を作るだけではなく、他社と差別化することも考えて商品化することも大切です。

日本だけでなく海外での販売を考えている場合は、海外輸出経験もあり、海外事情に詳しいOEMメーカーを選ぶ必要もあります。

「開発段階からお客様の目標に沿って、有益なアドバイスができるか」といった視点で、OEMメーカーを見ることがおすすめです。

 

まとめ:ゼリーのOEMは小ロットから依頼できるメーカーへ


ゼリータイプの健康食品は、新型コロナウイルスを経て、新たな需要を掘り起こし、今後も需要は高止まりすることが期待されます。

ゼリー商品の食感は様々あり、またスティック型・ポーション型など容器も多岐にわたります。ゼリー商品をOEMにて製造するにあたっては、企画段階からアドバイスができる経験豊富なOEMメーカーを選ぶことが大切です。

弊社は、自社工場をもたず協力工場を全国にもち、開発やマーケティングを行うファブレスメーカーです。

商品の開発にあたっては、単にお客様のご要望通りに製造するのではなく、市場環境やリソースの使い方・独自性のもたせ方などの観点も踏まえたご提案を行います。

ゼリー商品で新しいブランドを立ち上げたい企業様や、販売を成功させたい方は、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。

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