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洗口液のOEM製造のメリットは何だろうか
洗口液のOEM企業を選ぶポイントを知りたい
洗口液OEM製造を検討する前に洗口液のニーズを知っておきたい
洗口液をOEM製造するとしても消費者ニーズをきちんとおさえておきたいですよね。
洗口液のOEM製造を検討している企業担当者様に参考になるように洗口液とは何かを整理し、消費者ニーズをまとめました。
OEM製造のメリットやOEM委託先企業の選び方まで理解できる記事にしましたので参考にしてみて下さい。
Contents
まず洗口液OEM製造を検討する前に知っておきたいこととして、洗口液とは何なのか、種類は何があるのか、を整理したいと思います。
洗口液は、マウスウォッシュとも言って液体のオーラルケア製品で、口の中をゆすいで、爽快感を与えたり、口臭を防いだりするために使われます。
それと似たような製品の液体歯磨き(別名で言うとデンタルリンス)とは何が違うのでしょうか。
簡単に言うと、歯磨きのために使うのか使わないものなのか、の違いです。
洗口液は歯磨きのためではなく、口臭が気になるとき、歯磨きのあとの爽快感を得るため、油っぽい食事を食べた後で油分を除去するため、誰かと会うときのブレスケアのためなどに利用します。
歯磨きとは別の目的で利用する商品です。
一方で液体歯磨きは、ずばり歯磨きのために使う液体です。歯磨き粉の代わりに使う液体です。
歯ブラシで歯をブラッシングする前に口に含んで利用したり口に含んだまま歯ブラシでブラッシングするなどします。歯磨き粉との違いは研磨剤を使用していないため、歯や歯茎を傷つける心配がないところです。
両方とも口の中に入れて口の中全体に行き渡らせて使用する、使用後は水で口をすすぐ必要がないという共通点はありますが使用する用途は異なります。
洗口液は、薬事法に基づいて、化粧品と医薬部外品に分類することができます。
化粧品の場合は口臭予防、口中浄化が目的の商品となります。
一方で、医薬部外品の場合、むし歯予防、歯垢沈着予防、歯肉炎予防、歯周病予防が目的に入ってきます。
化粧品の場合は、香味剤・保存剤や薬用成分を溶かす溶媒として、エタノールなどを配合していることが多い傾向にあります。
医薬部外品の場合については、薬効成分として塩化セチルピリジウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼンナトリウムなどの殺菌剤、銅クロロフィリンナトリウムなどの消炎剤、歯の肉からの出血防止のためにトラネキサム酸などが配合されることがあります。
製品によって配合成分や配合割合が異なります。香味剤、薬効成分の種類やアルコール有無など、様々な種類を製造することが可能です。
市場ニーズ、自社ブランドに合わせて様々な製品が市場に流通しています。
では、消費者はどのようなことを考えて洗口液を購入しているのでしょうか。
自社オリジナル商品を企画製造する際に考えることでもあるのでここで整理してみます。
口の匂いが気になっている人は多く、食事をした後の口臭予防やネバつきなど口臭予防の消費者ニーズは多いと言えます。
商談がある、友人と会う、デートがある、など利用しようと考えるシチュエーションは日常生活で数多くあります。
殺菌成分が入っているかどうか、どのような香りがするか、というポイントで消費者は商品を選択します。
歯磨きをした後で汚れをきれいに流してしまいたい、という人もいるでしょう。
歯ブラシで落としきれなかった汚れを分解する成分や、汚れの付着を予防できる成分があるかどうかを消費者は確認します。洗浄成分・コーティング成分が含まれているかどうかということになるでしょう。
歯ブラシによる磨き残しや汚れの再付着を防ぐという消費者ニーズがあるということになります。
洗口液は口の中の乾燥対策にもなります。
特に高齢者は唾液の分泌量が減っており口腔内に問題を抱えることが多くあります。
細菌が繁殖しやすくなり虫歯、歯周病になりやすい状態といえ高齢者には口腔内を保湿するというニーズがあります。
また、就寝中は唾液の分泌量が減るので、細菌が繁殖しやすくなります。細菌が繁殖するということは口臭につながる、ということです。
洗口液を利用することで口腔内の健康状態を保ち口臭予防につながるというニーズがあります。
妊娠中など歯を磨きづらい状況の時に洗口液を利用するというニーズもあります。
歯磨きが不十分になりがちな状況の時に、洗口液ですすいでおくだけでも口腔内の衛生環境は何もしないよりも良好に保たれます。
ここまでで口腔内の健康を保つニーズや、口臭や歯周病予防のニーズも満たすことが分かりました。
ただ洗口液は刺激強めのアルコールが含まれていることも多い商品です。そこで、刺激が苦手な人のニーズを満たすためにノンアルコール洗口液も市場に出回っています。
水でゆすぐだけでは物足りない、洗口液で口臭予防などをしたいけれど刺激は苦手、という消費者ニーズがあります。
消費者は洗口液を選ぶ時、自分の口の状態や香りや刺激の嗜好に合わせた製品を使います。
洗口液は、製品によって配合成分・配合割合が異なり薬効成分の種類・香料、アルコールの有無など、様々なタイプが市販されています。
つまり様々なニーズがありその数だけ洗口液も開発されている、ということです。
自社で新しいターゲットニーズに合った商品を開発したい、という要望を満たすのがOEM製造です。
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
洗口液をOEM製造するメリットの1つ目は、企画から販売まで専門家のサポートが受けられることです。
どのようなターゲットにどんなコンセプトの商品を届けたいのか、という指針があればOEM製造元とより具体的な企画案を練ることが可能です。
マーケティングから販売までを自社で全てする必要がありません。
洗口液をOEM製造するメリットの2つ目は、小資本でオリジナル洗口液を作ることができることです。
自社で製造するとなると製造設備投資が莫大にかかります。
オリジナル製品を設備投資という莫大なコストをかけずに作ることができるのがOEM製造です。
洗口液をOEM製造するメリットの3つ目は、小ロット生産が可能なため在庫リスクが低いことです。
OEM製造元の多くは、小ロットでの発注に対応しているため、在庫を最小限におさえることが可能となります。
OEM製造委託先企業を選ぶポイントは以下の3点です。
こちらもそれぞれ解説をしていきます。
洗口液は大手メーカーが販売しており競合製品も多数あります。
そこで市場には出ていない製品を開発するにはターゲット分析や競合分析も必要です。オリジナリティがある商品開発が求められる市場において企画の工程があるかどうかは重要なポイントです。
「打ち合わせ(企画)→原料選定、試作・安全性テスト→商品のデザイン・ラベルの決定→見積もり→製造」という一連の流れを経て市場に出す事のできる製品が完成します。
医薬部外品を市場へ出荷するためには、「医薬部外品製造販売業許可」が必要です。
つまり、医薬部外品の製造は「医薬部外品製造業許可」を持っているOEM製造工場でないとできません。つまり、その許可を取得している企業に依頼する必要があります。
また、化粧品に分類される洗口液の開発をする場合、化粧品販売の各種許可が必要となります。
具体的には、化粧品製造販売許可、化粧品製造許可、化粧品製造業許可の3つです。
化粧品製造販売業許可とは、化粧品を世の中に送り出すことが出来る許可です。
OEM製造業者に製造を依頼して販売する場合には、化粧品製造販売業の許可が必要になります。
このような法律や国の許認可を理解しているOEM企業を選ぶこともポイントです。
OEM会社によって取り扱える薬効成分や香料が異なります。
製造したい製品を作ることができるかどうか、その原料が調達できるのかどうかは事前に確認しておく必要があります。
この記事では、洗口液の消費者ニーズからOEM会社の選び方までお伝えしてきました。
OEM会社というオリジナル製品を作る専門家からアドバイスをもらいながら自社製品を作ることがご理解いただけましたでしょうか。
消費者のニーズを満たし、大手企業製品とは異なるコンセプトで製品開発が可能かどうかを一度OEM会社に問い合わせてみるといいと思います。スケジュール、生産製造工程の詳細、費用などOEM会社によって様々でしょう。
株式会社OEMでは消費者ニーズを整理しながら要望に沿った製品開発が可能です。一度気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
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