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OEMでどんなオーガニック化粧品を作れるのだろう
オーガニック化粧品に必要な認証取得をOEMで対応できるのかな
オーガニック化粧品のOEM先をどうやって選べばいいんだろう
化粧品OEMでオーガニック製品を作ることを検討し始めるとわからない事が沢山出てきたという担当者も多いと思います。
化粧品の製造を自社で行おうと考えると工場設立だけではなく許認可を得る必要もあるなど、多大なコストが発生するのが現実です。
一方で、低価格・低リスクで新しい化粧品の製造ができることから、化粧品をOEMで作るという選択肢は主流になっており、オーガニック化粧品も気軽に作れるようになっています。
この記事では、化粧品OEMの専門企業の立場から、オーガニック化粧品をOEMで作ることを考えた際に抑えるべきポイントを詳しく解説していきたいと思います!
Contents
化粧品の生産手段を外部委託して製造・販売するOEMは、オーガニック化粧品においてもよく活用される手段です。
OEMであれば委託先企業によって小ロット生産にも対応しているため、オーガニック化粧品を初めて作る場合でもリスクを減らして取り組む事ができます。
オーガニック化粧品と呼ぶためには、天然の植物や自然由来の成分を使った化粧品であることが必要です。オーガニック化粧品をOEMする上では、オーガニック原料の取り扱いやオーガニック製品に対応できる工場の環境になっていることが委託先に求められます。
世の中には様々なオーガニック製品の認証があります。委託先企業によって対応可能なオーガニック認証は異なりますが、ここでは主な認証の種類を紹介します。
コスモス認証は、2010年に発足したヨーロッパのオーガニック統一基準です。各国のオーガニック認証団体が協力して設立しました。各国の認定機関は個別の基準を持っていますが、ヨーロッパ全土に化粧品を販売するに当たり統一された基準が必要とされ、非営利団体がベルギーに作られました。
コスモス認証には「コスモスオーガニック」と「コスモスナチュラル」があります。それぞれに異なる基準が設けられ、コスモスオーガニックのほうが厳しい基準です。
たとえばコスモスオーガニックは、化粧品全体の20%以上がオーガニック原料であり、さらに植物原料を使う場合は95%以上がオーガニック原料であることと定められています。対してコスモスナチュラルは、すべての原料が自然由来のものであることが認められた化粧品です。
ECOCERTはフランスのオーガニック認定機関です。1991年に発足してから、オーガニックの認定基準として世界をリードしてきました。世界各国に支部があり、日本にもECOCERTジャパンが設立されています。
ECOCERTはコスモス認証を設立した認定機関の1つです。ECOCERTによる独自のECOCERT認証にも対応しています。
ECOCERTは化粧品の原材料だけでなく、容器のリサイクルなど環境に関する基準も厳しい認定です。
HALAL認証は、イスラムの教えを守った原料のみが使用されている製品に与えられるものです。つまり、アルコールや一部の肉類などが使われていないもののみがHALAL認証を受けられます。
もちろん、単に原材料のことだけではありません。たとえば清潔な環境で作られていることはもちろん、添加物などをできる限り排除しています。
イスラム教徒に限らず、安全にこだわった化粧品を求めている人にもぴったりです。
化粧品OEMでオーガニック製品を選ぶメリットには、以下の3つがあります。
一般的な化粧品と比べると、オーガニック化粧品は人間の体や環境などの利点があると言えます。
オーガニック化粧品は、自然由来の成分にこだわったものです。化学成分科学成分に比べて人間の体に対する負担が少なく、肌に優しい化粧品を求める人にも向いています。
単なる自然由来の成分というだけでなく、認証を受けているものの原料は原則有機成分です。つまり、自然由来の成分の中でも、化学成分科学成分の混入が極力少ない成分と言えます。
オーガニック化粧品は、有機栽培で作られた植物原料などを主に配合しています。有機栽培は昔ながらのやり方で、自然環境にも優しい栽培方法です。
オーガニック認証の中には、原材料だけでなく容器や作成方法に至るまで自然環境に配慮した製品のみ認めているところもあります。環境に優しい化粧品を求める人には、オーガニック製品がおすすめです。
近年、オーガニック製品は人気を集めています。化学成分が肌に合わない人や、植物本来の力でいきいきとした肌を作りたい人など理由はさまざまです。
オーガニック認証を受けた製品というだけでも、ナチュラル志向の女性に受け入れられます。特に「オーガニック原料を使っている」だけでなく、厳しい審査を受けたオーガニック認証付きの化粧品は、意識の高い女性にも人気です。
化粧品OEMでオーガニック製品を選ぶときには、デメリットも理解しておきましょう。ここでは以下の3つのデメリットを紹介します。
それでは、個別に見ていきましょう。
有機栽培で作られた植物は、大量生産された化学製品やオーガニックではない自然由来の成分を使ったコスメに比べてコストが高くなります。
コストが上がると、どうしても製品の値段を上げざるを得ません。利益も少なくなる可能性があります。
あまりにも高級な化粧品は効果や使い心地なども求められるため、バランスよく原料を選ばなければなりません。
すべてを天然由来の成分にこだわると、保存料なども使用できません。そうすると、品質をしっかり保つのが難しくなります。
化粧品の劣化や腐敗を防ぐために、どこまでこだわるのか、最低限抑えたい成分はどれなのか考えておきましょう。
植物がすべて肌に優しいわけではありません。組み合わせ次第では、オーガニックにこだわっても刺激の強いものが生まれてしまいます。
オーガニック化粧品をOEMで開発するときは、原料選びも重要です。
もちろん、肌に優しいと言われる植物を選んでも、すべての人に合うとは限らないでしょう。自然由来の成分であっても、合う合わないの差は生まれます。
ここまでオーガニック化粧品のメリット・デメリットについて紹介をしてきました。
ここからはオーガニック化粧品のOEM会社を選ぶ際のポイントについて解説をしていきたいと思います。選定ポイントは以下の3つです。
オーガニック原料の取り扱いが難しい会社を選んでしまうと、トラブルの原因になります。開発実績なども加味して、自分の求めるオーガニック化粧品が作れる環境を作り出しましょう。
それでは、一つずつ解説をしていきます!
OEMに対応している会社は数多くあります。しかしオーガニックにこだわる場合は、オーガニック製品のことを知る会社を選ぶことが重要です。
一般的な化粧品を作るよりもオーガニックの化粧品を作るために、原料選びからこだわらなければなりません。
また認証を受けるにはどんな原料が必要なのか、委託先企業がわかっていなければ手間や間違えるリスクが起きてしまいます。
オーガニック製品に関する知識が豊富な会社に頼むことで、開発におけるサポートやフォローが期待できるでしょう。
オーガニック化粧品を作るとき、どんな原料を使うのかは重要なポイントです。同じ植物成分でも、オーガニックでは徹底した原料の選別が必要となってきます。
きちんと管理されたハーブ園などで栽培された植物を使っているかなど、一定の基準を満たすこだわりが大切です。
オーガニックの天然原料を扱う工場などでは、品質管理も重要です。たとえば定期的に監査を行い、原料や完成した化粧品が正しく扱われている会社では管理が行き届いています。
反対に、たとえ原料にこだわっていてもきちんと管理ができていなければ品質が保てません。どのような体制で管理を行っているのかも調べましょう。
当社では、オーガニックに関する知識を生かして化粧品OEMに対応しています。
植物ごとの特性やオーガニック原料のメリットを把握しているからこそ、肌に必要なものだけを厳選して化粧品が開発できるのです。
肌だけではなく気持ちの面でも満足の行く化粧品を開発するため、原料や処方も一つ一つ考え抜いて作業をしていますのでぜひご相談ください。
オーガニック化粧品をスムーズに開発するには、OEM企業を活用するべきだと言えます。
ただし、実際に依頼する際には委託先企業のオーガニックに関する知識や会社の品質管理体制など、様々な点をチェックした上で選定をするべきです。
またどのような製品を作りたいのか最終的な目標を明確にしておくことも重要です。開発段階で挫折することがないよう、無理のない原料の組み合わせやバランスを相談できる企業を選ぶことは、OEMの委託会社選びにおいて大切なポイントと言えるでしょう。
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