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アスタキサンチンの商品をOEMで製造・販売したい
アスタキサンチンを使ったビジネスを成功させたい
アスタキサンチン商品を製造するメーカーや原料選びのポイントが知りたい
近年、ヘルスケア業界で話題となっているアスタキサンチンという成分をご存じでしょうか。この記事では、アスタキサンチンに期待されている効用や、アスタキサンチン配合商品の製造方法・メーカーの選び方を解説します。
Contents

そもそもアスタキサンチンとはどのような成分で、どのような効果が期待できるのでしょうか。以下より詳しく解説します。
アスタキサンチンは、自然界に存在する色素成分「カロテノイド」の一つで、エビやカニ・サケなどに含まれる赤い色素です。
動物は自分でこのアスタキサンチンを作り出すことはできません。しかし、ヘマトコッカス藻と呼ばれる海の藻類などは、アスタキサンチンを自分で作り出すことができます。
ヘマトコッカス藻を動物プランクトンが食べ、それをエビなどが食べることで、エビにアスタキサンチンが蓄積されます。このエビなどをサケが食べることにより、アストキサンチンを蓄えます。
私たち人間は普段このエビやサケを食べることで、アスタキサンチンを摂取しているのです。
参考:カロチノイド|一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所
アスタキサンチンが注目を浴びている背景には、その幅広い健康効果があります。具体的な内容について、以下から詳しく解説していきます。
アスタキサンチンの基本作用は、活性酸素の発生を抑制し、体の酸化を防ぐ「抗酸化」にあります。抗酸化によって期待できる効果として、動脈硬化などが挙げられます。
・動脈硬化予防
複数の研究により、アスタキサンチンは動脈硬化に対して効果があることがわかっています。
アスタキサンチンを摂取すると、人間の血中の善玉コレステロールを増加させられます。トマトなどに含まれるリコピンを組み合わせると、さらに強く抗酸化力を発揮して、動脈硬化の予防効果を高められるとの研究もあります。
出典:
抗酸化サプリの動脈硬化への効果|しんとこクリニック
海のカロチノイド「アスタキサンチン」と「リコピン」でLDL酸化を強力抑制|日本食糧新聞社
・アルツハイマー病・認知症予防
脳の毛細血管内皮細胞には血液脳関門という物質の移行を制限する仕組みがあるため、薬などを脳組織に送り込むことができません。しかし、アスタキサンチンはこの血液脳関門を通過できる能力があります。
動物実験では、アスタキサンチンが海馬の神経可塑性を促し、記憶を高める作用があることが確認されました。人間に対しても、アスタキサンチンの抗酸化作用によるアルツハイマー病の予防や、それによる認知症の予防ができるのではないかと期待されています。
出典:
血液脳関門|一般社団法人日本救急医学会
天然色素・アスタキサンチン摂取による記憶能の向上!|筑波大学
・免疫力アップ
アスタキサンチンは活性酸素の発生を抑制する作用があるため、活性酸素の増えすぎによる免疫力低下を防止し、免疫力をアップさせることが期待されています。
マウス実験では、アスタキサンチンを魚油と併用補給することにより、前脳で脂質およびタンパク質の酸化レベルが高まるのを阻止したとの研究結果が報告されています。そのため人間においても、活性酸素の傷害から体を守り、免疫力を高める期待が高いとされています。
目の網膜には血液網膜関門と呼ばれる関門機構があり、循環血液から網膜神経組織への物質移行を制限しています。
しかしアスタキサンチンは希有なことに、この血液網膜関門を通過することが可能です。そのため、眼球のさまざまな器官に対して、抗酸化作用が及ぼせます。
アスタキサンチンの眼精疲労に対する効果は、富士化学工業株式会社や富山大学など、複数の研究により明らかになっています。また、糖尿病性網膜症や黄斑変性症などの各種疾患に対し、応用できる可能性も示唆されています。
出典:
Protective actions of microalgae against endogenous and exogenous advanced glycation endproducts (AGEs) in human retinal pigment epithelial cells|NCBI
データセミナー – アスタキサンチンの眼に対する臨床効果|日本補完代替医療学会
アスタキサンチンには、紫外線による皮膚の老化を抑制する効果や、メラニン色素の沈着を抑えて美白を維持する効果があります。
アスタキサンチンには、紫外線を浴びることによって生じる一重項酸素を消去する能力があり、これにより紫外線による皮膚へのダメージを防ぐのです。
またアスタキサンチンは、「チロシナーゼ」という酵素の活性を阻害します。チロシナーゼは、チロシンの酸化を促し、メラニンを生成させる働きがあります。
そのためアスタキサンチンを摂取することにより、メラニンの生成を抑えて肌が黒くなるのを防げる可能性が示唆されています。
出典:
富士フイルム、抗酸化成分「アスタキサンチン」の経口摂取で紫外線を浴びた肌の赤みが低減されることなどを確認|日本経済新聞
アスタキサンチン含有ヘマトコッカス藻色素製剤の開発|ヤマハ発動機株式会社
アスタキサンチンを日常的に摂取することで、糖尿病やメタボリックシンドロームを予防することが期待できます。
富士化学工業の行った実験では、アスタキサンチンを1日12mg、3か月間カプセルにより摂取した被験者の糖代謝が改善したとの結果が報告されました。
またマウス実験では、アスタキサンチンを投与するとミトコンドリア機能の改善が促され、血糖値や脂質代謝異常が改善することが判明しています。
出典:
アスタキサンチン「糖尿病予防に期待」富士化学などが臨床研究|日本経済新聞社
「アスタキサンチン」がインスリン抵抗性を改善 骨格筋のミトコンドリア機能を高め糖尿病を改善することを発見|糖尿病治療研究会
アスタキサンチンを摂取すると、筋肉細胞を保護・修復し、筋肉疲労を軽減できます。2019年、東海大学医学部・体育学部・医学部付属東京病院とアスタリール株式会社との共同研究グループは、東海大学の駅伝チームに所属する選手を対象に臨床試験を行い、天然のアスタキサンチンを摂取することが筋肉疲労の軽減に有効であることを確認しました。
筋肉疲労が軽減できれば、より効果的な筋肉トレーニングができるため、はプロスポーツ選手もアスタキサンチンに注目しています。
出典:東海大学駅伝チーム対象の臨床試験で天然アスタキサンチンの疲労軽減効果を確認|株式会社PR TIMES
関連記事:OEM製造で使われるコエンザイムQ10について詳しく解説

ここからは、アスタキサンチンを使って製造できる商品や、アスタキサンチン市場について解説します。
以前は、アスタキサンチン生産は化学合成品が主流でした。しかし近年では安全性の観点から、ヘマトコッカス藻など天然由来のアスタキサンチンがシェアを急激に拡大させています。
天然由来のアスタキサンチンはカロテノイドの含有量が多いことも、需要を押し上げる要因です。
天然素材の大量生産を安価に、かつ自然に優しい方法で行うために、国内・海外企業や大学などで研究が進められています。
出典:アスタキサンチンの市場規模は2028年までに41.2億米ドルに達する見込み|ソーシャルワイヤー株式会社
ここからは、アスタキサンチンを使用した代表的な商品をいくつか紹介します。
アスタキサンチンは前述のように皮膚の老化を抑制する効果や美白効果があります。そのため、化粧品メーカーだけでなく、さまざまな企業により商品の研究・開発がされています。
たとえばフィルムメーカーの富士フイルムは、高性能フィルムの製造で培ったナノテクノロジーを応用してアスタキサンチンをナノ化し、安定的に化粧品に配合することに成功しました。
アスタキサンチンは多くの研究で効能が立証されていることもあり、いろいろな企業により化粧品に配合され、発売されています。
アスタキサンチンは、サプリメント市場でも人気です。近年では化学製品に対するイメージが悪化したことから、ヘマトコッカス藻由来のサプリメントが人気となっています。
アスタキサンチンに、ビタミンEや亜鉛・コエンザイムQ10などの健康サポート成分を別途配合したものも人気です。
消費者の健康意識が高まっていることから、今後もサプリメントについては高い需要が見込まれます。
アスタキサンチン配合商品は、サプリメント以外の健康食品も人気です。ゼリーやドリンクなどは、水なしでも摂取でき、持ち運びが簡単なため、根強い人気があります。ゼリーやドリンクは飲み込み機能が低下していても摂取しやすいため、高齢者にも人気があり、多くのメーカーで開発・販売が行われています。

ここからは、アスタキサンチン商品を製造するときに押さえておくべきポイントを解説します。
アスタキサンチン原料には、化学合成で作るものと天然由来の2パターンがあります。大手製薬会社やメーカーでは独自に原料製造から行っているところもありますが、それ以外の会社は、しっかりとした原料を調達し、OEMメーカーと組んで商品の開発を行うことになります。
ちなみにOEMメーカーとは、発注元の名義で製品を受託製造する企業のことです。原料を提供する企業とのパイプをもつOEMメーカーと組めば、スムーズな商品開発が可能です。
高品質なアスタキサンチン商品を製造するには、製造経験の豊富なOEMメーカーを選ぶことが大切です。
アスタキサンチンは非常に酸化に弱く繊細であるため、品質管理には細心の注意と経験が必要だからです。
経験豊富なOEMメーカーを選ぶことで、原料製造会社との太いパイプや、しっかりした品質管理が期待できます。
関連記事:NMNのOEMとは?美容・健康サプリとして注目される背景や注意点を解説
弊社は自社で工場をもたない代わりに、国内に信頼できる数多くの協力工場をもっております。依頼主のご要望と各工場の得意領域を照らし合わせて、ニーズが満たせる最適な工場をご案内します。
もちろん、ISO・GMPといった厳しい品質管理基準を取得している工場のご紹介も可能です。原料や資材を供給する協力会社とも提携しているため、ワンストップでそれらを提供できます。
アスタキサンチン商品は、化粧品から健康食品まで種類は多岐にわたります。アスタキサンチン商品の製造をお考えの場合は、詳細についてぜひ一度お問い合わせください。
A. 主に「ヘマトコッカス藻(そう)」という微細藻類を培養し、そこから美容成分を抽出・精製して製造されます。
天然アスタキサンチンの主要な供給源は、光合成を行う藻類です。
・培養工程: 窒素不足や強い光などの「ストレス」を与えることで、藻が身を守るためにアスタキサンチンを蓄積し、緑色から赤色に変化します。
・抽出工程: 蓄積された成分を、超臨界二酸化炭素抽出法などの技術を用いて、溶剤を残さず安全に取り出します。
・製剤化: 非常に酸化しやすいため、カプセル化(リポソーム化)やオイル状、粉末状など、用途に合わせた安定化処理を施します。
A. 製造コストと成分の「構造」に大きな違いがあります。
一般的に、化粧品や健康食品には生体利用効率の高い「天然由来(ヘマトコッカス藻由来)」が推奨されます。
・天然由来: ヘマトコッカス藻由来のものは「エステル体」という構造で、抗酸化力が非常に高く、肌への親和性に優れています。
・合成品: 石油由来の原料から化学合成され、安価に大量生産できますが、主に魚の養殖用餌(色付け)などに使われ、ヒト向けの高級化粧品には不向きです。
A. 「酸化しやすさ」と「着色のコントロール」が非常に難易度の高いポイントです。
アスタキサンチンは空気に触れるとすぐに退色・劣化してしまうため、OEM製造時には以下の技術が求められます。
・ナノ乳化技術: 粒子を細かくし、肌への浸透性を高めると同時に、成分を保護して安定化させます。
・遮光容器の選定: 紫外線による劣化を防ぐため、アルミチューブや茶色の遮光ビンなどのパッケージングが必須となります。
・独特の赤色: 高濃度で配合すると製品が濃いオレンジ〜赤色になります。使用感(肌や服への着色)と効果のバランスを考慮した処方設計が必要です。
A. 「美容液」「クリーム」「ソフトカプセル」など、多岐にわたる形態での製造が可能です。
・スキンケア: エイジングケア向けの導入液や、日焼け後のアフターケア製品として人気です。
・インナーケア: 脂溶性成分であるため、オリーブ油などに溶かしたソフトカプセル形態が吸収率も良く、製造効率も高いです。
・製造リードタイム: 原料の品質保持のため、他の原料に比べて在庫管理が厳格であり、試作から本製造まで約6ヶ月〜を要するのが一般的です。
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