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化粧品のバルクとはどういう意味なんだろう
化粧品をバルクで依頼したいけどどうしたらいいのだろう
バルクで頼める化粧品OEM先を探している
化粧品の製造において「バルク」という言葉が出てくることが多いかと思います。
しかし、普段から化粧品業界にいない方からすると「バルク」の意味合いは分かりにくいですよね。
この記事では、化粧品業界における「バルク」について、そもそもバルクとは何なのかというご説明から、バルクでの輸出・バルクの製造工程について詳しくご説明していきます。
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Contents
バルクとは、英語のbulkのカタカナ表記です。bulkとは、「大きさ、容量、かさ」のことです。まとまった状態や、ボリュームの大きい状態を指します。
カタカナ表記のバルクという言葉は様々な業界で使われています。例えば、ワイン業界においては、樽に詰められた状態をバルクと呼び、「このワインはバルク輸入したものだ」といった形で使われます。
まずは、化粧品におけるバルクの意味から説明をしてきます!
化粧品に関してバルクとは、「個別の容器に充填する前の化粧品の中身」のことを指します。化粧品の原材料を製造釜などで攪拌した状態のものです。
一般的には、「まとまったもの」という意味合いで使われるバルクですが、化粧品業界では製品化された中身についてもバルクと呼んています。
化粧品製造において、バルクの製造から充填・包装まで同じ拠点で行われることもありますが、工程ごとに拠点となる工場が分かれる場合があります。その場合、バルクの状態で次工程の工場へ輸送されます。それをバルク輸送やバルク輸出と呼びます。
化粧品は日本から海外へバルク輸出されることもあります。バルク輸出とは、日本国内で製造した化粧品の中身だけを輸出すること。化粧品バルクはドラム缶等の大型容器に入れて輸出され、輸出先の海外で個別の容器に充填され、包装されて販売されます。
ただし、工場によってはバルク出しをしないところもあるので事前に確認が必要です。
また、海外へ化粧品をバルク輸出する場合には、輸出規制の確認、輸送方法の検討、輸出に必要な証明書の準備など、検討すべき事項が多くあります。
ここからは、化粧品のバルクの以下の製造工程についてご説明いたします。
それでは、ぞれぞれを見ていきましょう!
製造する化粧品の原材料について、規格に適合するか検査します。原材料を目視で確認したり、色、匂い、状態に異常がないか、という点も確認を行います。
原材料について、決められた配合通りになるよう、厳密に計量を行います。製造ロットによって品質にバラツキが出ないよう、0.01g単位での計量を行います。
製造釜に原材料を順番に投入し、均一になるよう攪拌します。化粧水や乳液などの液体の場合はホモジナイザーという機械を使い、分子レベルで均一になるよう製造を行います。
製造後のバルクについて、品質検査を行います。
pH、粘度、比重など物理的な性質を計測する物性試験、見た目を確認する外観確認、匂いや触感を確認する官能試験、微生物に汚染されていないかどうかを確認する微生物試験を行います。検査で異常が認められたバルクは出荷されることはありません。
これで化粧品バルクは完成です。バルク輸送やバルク輸出をする場合は、この状態でドラム缶などの大型容器に入れて出荷されます。
完成したバルクは、充填工場にて個別の容器へ充填され、包装されて最終消費者のところまで届けられます。
株式会社OEMでは、化粧品のOEM専門企業として、化粧品のバルク製造も承っております。
また、バルク輸出のサポートも行っております。バルクでの輸出については、内容によっては工場が対応できない場合もございます。
詳しくはこちらの「海外支援」のページをご参照いただき、お問い合わせください。
化粧品バルクとは、化粧品を小分けに包装する前の中身のことです。
化粧品バルクの製造工程においては、安定した品質が守れるよう、厳密な計量や、品質確認を行っています。
株式会社OEMでは、化粧品バルクのOEM製造を承っております。化粧品のバルク輸出についても豊富な経験があり、化粧品の輸出に関する各種申請・手続きについてもサポートを行っております。どうぞお気軽にお問合せください。
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