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ハンドクリームのOEM製造を検討してて情報が欲しい
ハンドクリームのOEMって実際どういう流れなんだろう
OEMで作れるハンドクリームってどういうものだろうか
ハンドクリームをOEMで作る検討を始めたものの、調べてもあまり情報がないですよね。
今回は、ハンドクリームというのはどういう成分で作るのか、作る際のポイントや流れなど、ハンドクリームのOEM製造を検討し始めた担当者に知って欲しい基礎情報をまとめました。
それでは参りましょう!
Contents
まずはじめに、ハンドクリーム自体どういった成分を使った製品が製造できるのかをご紹介していきます。
一般的にハンドクリームでは以下の成分を使用するケースが多くあります。
それぞれの成分がどういったものなのかをご紹介していきます。
尿素は、ハンドクリームに非常によく使用される成分です。
尿素を配合することで期待できる効果は、肌の水分を守って潤いを保つ保湿です。また尿素には、人の皮膚にあるタンパク質に作用をして、余分な角質を取り除くことで肌を滑らかにする効果も期待できます。
ビタミンAは、皮膚の免疫力を高めたり、抗酸化作用が期待できます。
私たちは太陽の光に含まれる紫外線を浴びることで、ビタミンAは破壊され、減少してしまいます。
肌のビタミンAが欠乏することを防ぐためにビタミンAを含まれるハンドクリームを使うことで、肌にビタミンAを補給する効果が影響ができます。
ただし、ビタミンAは刺激が強い成分とも言われており、もともと肌に存在するビタミンAが少ない肌や敏感な肌の場合など、赤みが出てしまう可能性もありますので、あらゆる人・状況に対して使うべき成分とは言えません。
ビタミンEには、血行促進作用があると言われています。
冷え性に対する対策として使用されることもあります。また、肌の代謝の仕組みであるターンオーバーを促進し、シミ・ソバカスを抑えるといった効果も期待ができます。
セラミドは、細胞間脂質の50%を占める成分で、肌にとってはなくてはならないものです。
セラミドには外部の刺激から肌を守る役割があり、セラミドが充実することで肌荒れしにくい状態になります。
グリセリンは、吸湿性に優れており肌の乾燥を防ぐ効果が期待できる成分です。
しっとりと潤いのある肌にする目的のため、ハンドクリームの製造においてもよく利用される人気のある成分です。
ただし、ニキビや吹き出物が出やすい方にとっては、それらの症状を拡大する可能性もあるので、誰にとっても良い成分とは言えません。
シアバターは天然由来の成分で、保湿に効果が期待できると言われています。
シアバターの成分はステアリン酸とオレイン酸で、特にステアリン酸は肌の酸化を防ぐと祝えれてり、アンチエイジング・老化の防止に効果が期待できます。
ワセリンも保湿に効果が期待できる成分です。
ワセリンの原料は原油です。原油の純度を高めることで生成されるワセリンを肌に塗ることで膜を作って肌が持っている潤いを保つことにつながります。
化粧水などと違って肌に浸透して角質層まで届くということはなく、あくまで肌の表面を覆って保湿することが特徴です。
プラセンタとは胎盤のことで、プラセンタエキスはそのプラセンタから成分を抽出した液体です。
プラセンタエキスは、抗酸化作用があり、肌の弾力を保つ効果やメラニンの発生を抑制するといった効果が期待できます。
ヒアルロン酸は、元々肌に存在する成分で、ヒアルロン酸によって肌の弾力を保っています。
ハンドクリームに使用されるヒアルロン酸は保湿効果が期待でき、乾燥から肌を守る役割を担います。
それでは次に、ハンドクリームをOEM製造する場合の流れについて解説をしていきます。
ハンドクリームのOEM製造も他の製品と同じように以下の流れになります。
それぞれ、簡単に説明をしていきます。
お問い合わせを頂いたのち、どういったハンドクリームを作りたいのかご要望をお伺いいたします。
当社のハンドクリームの事例や経験も紹介しつつ、お客様と処方について考えていきます。
お打ち合わせで決めた処方を元に、試作品を作成いたします。
試作品をもとにお客様のフィードバックをいただき、さらに改善をしていくことでイメージにどんどん近づけていきます。
処方が確定したら、お見積もりをご提示いたします。
作るロット数によって値段が変わりますので、複数のパターンでお出しするケースがほどんとです。
お見積もりに対して意思決定を頂きましたら、ご発注頂きます。
発注後、ハンドクリームを製造し、納品させていただきます。
ケースによりますが、最初のお打ち合わせから製品の納品までの期間としては、半年ぐらいが一般的です。
それでは次に、ハンドクリームをOEMで作る上で大切な以下の3つのポイントについてご紹介をしていきます。
それでは、それぞれを解説していきます。
1つ目は、ハンドクリームの売りを決めるということです。
先ほど、ハンドクリームの成分をご紹介しましたが、ひとくちにハンドクリームといってもOEMで製造するにあたって選択できる成分は沢山あります。
作りたいと考えたハンドクリームの売り、つまりセールスポイントを明確にして、成分の組み合わせを考える必要があります。
売りを考えるにあたって、何を作るのかということだけではなく、どう販売するのかマーケティング視点から検討をする必要があると言えます。
2つ目は、最小ロット数を確認するということです。
OEM製造をするにあたって、発注するロット数が1個あたりの仕入れ価格に影響を与えます。
本当に売れるかどうかわからない状況で、作りすぎてしまうと在庫リスクが高まります。小ロットで発注することで売れなかった場合の事業リスクを減すことになります。
大手化粧品会社を中心に仕事を受けるOEM会社では、最小ロット数でも他社に比べるとかなり多いというケースが一般的です。
どのぐらいのロット数で発注ができるのかを確認し、小ロットの発注でも対応できる会社を選ぶべきでしょう。
ただし、ロット数が少ないほど仕入れ原価が高くなりますので、一定の競争力のある仕入れ原価にするために、最小ロットではなく、多少ロット数を増やしてバランスを良い経済ロットでの発注をする方が現実的にはオススメです。
3つ目は、実績のあるOEM企業を選ぶということです。
ハンドクリームは数ある化粧品の中でも人気のある製品ジャンルです。
OEM製造にあたっては選べる成分の範囲が広いだけではなく、他業種からの参入も多いジャンルなので、専門家のアドバイスを受けられる会社を選ぶのが良いでしょう。
そのためにも、ハンドクリームのOEM製造での過去実績を確認して、一定の実績がある企業を選ぶのが良いでしょう。
本記事では、ハンドクリームの成分の種類と特徴、OEM製造の流れとポイントを解説しました。
ハンドクリームの成分は非常に多岐に渡ります。製造工程は、ハンドクリームだからという特別なことはなく、一般的な流れで製造し、平均して最初のお打ち合わせから半年ぐらいで製品の納品になります。
ハンドクリームのOEM製造のポイントとして、売りを決めること、経済的なロット数で発注すること、実績のあるOEM企業を選ぶことを紹介しました。
当社は化粧品OEMの専門企業として、ハンドクリームの製造についても過去多数の実績がございます。
ハンドクリームのOEMを実際にやるかどうかわからないという段階でも構いませんので、お気軽にお問い合わせをください。
まずはお客様の役に立てる事例のご紹介など、実施するべきかどうかを考える際に役立つ情報提供をさせていただきます。
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