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プラセンタとは何か?
プラセンタの効果とは?
プラセンタ配合の化粧品について知りたい
この記事ではプラセンタの美容効果やOEM製造で使われるプラセンタの種類について詳しく解説していきます。
Contents
プラセンタとは「胎盤」のことで、豚や馬の胎盤を分解処理されたものが、化粧品やサプリメントの原料として販売されています。
ここではプラセンタの美容効果について説明します。
プラセンタには美白作用があると言われています。
美白作用というのは具体的にはメラニンの生成を抑制して、メラニンの排出を促進する働きのことです。
■メラニンの生成抑制
表皮が紫外線を浴びると活性酸素が発生し、メラノサイト内でメラニンが合成されます。
メラノサイト内では、アミノ酸の一種であるチロシンに活性酸素のチロシナーゼが結合することで、最終的にシミとなる黒色のメラニンが合成されます。
プラセンタはチロシナーゼの活性を阻害する作用がある為、メラニンの合成を要請し、シミ予防の効果に繋がるのです。
また、プラセンタにはDHICA重合を阻害する作用もあります。
DHICAとはプレメラニンの一つであり、プレメラニンとはメラニンに変化する前のプロセスで生じ、メラニンの重合に関与する物質のことです。
メラノサイト内ではメラニンが合成されますが、黒色メラニンに変わるまでにはいくつかの段階があり、合成を繰り返して変化したDHICAが重合して、最終的に黒色メラニンに変わります。
DHICAの重合が阻害されれば、黒色メラニンへの合成が抑えられるため、シミ予防に繋がります。
■メラニン排出促進
プラセンタには新陳代謝を活発にして、ターンオーバーを促進してくれる効果が期待できます。その結果、シミとなる黒色メラニンがスムーズに排出され美白に繋がります。
肌には、表面から表皮、真皮という層になっており、真皮はコラーゲンやエラスチンで構成され、水分を抱え込むことで肌のハリや弾力を保っています。
プラセンタが線維芽細胞の増殖を促進することで、コラーゲンやエラスチンが作られ、
保湿作用に繋がります。
OEMで使われるプラセンタにはいくつか種類があります。
ここでは、3種類ある原料の由来別にどのような違いがるのか説明していきます。
動物性プラセンタは豚由来と馬由来のものが多く使用されています。
豚は年に2回出産するため胎盤の採取がしやすく最も流通されています。馬由来のプラセンタは他のプラセンタよりも多くのアミノ酸が含まれています。
ヨーロッパでは羊由来のプラセンタも人気ですが、日本ではほとんど流通していません。牛由来のプラセンタは狂牛病の問題が発生してからは使用されなくなりました。
魚類に胎盤は存在しないので、正確には「プラセンタ」とは言えませんが、卵を包んでいる「卵巣膜」という部分を「海洋プラセンタ」や「マリンプラセンタ」と呼んでいます。
卵を育てるために必要なアミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸などの栄養成分があり。健康維持に役立つ素材として知られています。
動物からのプラセンタとは違い、成長因子は含まれていません。
海洋性プラセンタと同様に植物も胎盤は存在しないため、植物の「胎座」という部分を使用したものを植物性プラセンタと呼んでいます。
胎座は発芽が起きる部分ですので、豊富な栄養素が期待でき、動物性プラセンタ同様にアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。
次にプラセンタを使ったOEM製造の事例をいくつかご紹介します。
プラセンタが配合されている美容液には医薬部外品(薬用)分類と化粧品分類の2種類に分けられます。
プラセンタの効果でご紹介した保湿作用を標榜するためには、プラセンタエキスを有効成分とした医薬部外品として製造しなければいけません。
化粧品で製造する場合には、美白作用の標ぼうはできませんが、プラセンタを高配合することによりリッチな美容液に仕上げることもできます。
プラセンタにはアミノ酸やビタミン、ミネラルなど美容だけでなく健康にも有用とされている成分が豊富に含まれています。
プラセンタに含まれる栄養素やプラセンタの純度、また動物の胎盤を使用していることもあり、安心・安全な原料であるかが着目されるポイントです。
プラセンタは美白効果や保湿効果など様々な美容効果の期待できる人気の成分です。
基本的にて豚の胎盤を原料としたプラセンタが使用されますが、ヴィーガン向けや動物保護の観点から植物プラセンタも注目されています。
美容効果だけでなく原料ラインナップも幅広いこともプラセンタの魅力です。
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