水素水をOEMする上での基礎知識と押さえるべき3つのポイント

水素水のOEMってなにするの?
水素水のニーズに応える商品を作りたい
水素水を上手くOEM製造するポイントを知りたい

水素水のOEM製造を検討する企業が増えています。水素水とは、水素が溶けた水で、近年、水素水の持つ可能性への期待が高まっています。

しかし、水素水の製造には高度な設備が必要となるため、自社で製造することは難しいと言えるでしょう。

本記事では、水素水のOEM製造において、基礎知識と押さえるべきポイントを解説いたします。

水素水は、消費者が飲む時まで水素濃度を保つことが最も重要であり、それを保つためのポイントについても説明します。
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水素水をOEMするための基礎知識

水素水をOEMするための基礎知識
水素水とは、水素が水に溶けたものを指します。水素水の用途や特徴、製造方法について説明します。

水素水の用途

水素水は、無味・無色・無臭です。

工業用として、半導体の洗浄に利用されたり、農業用として作物の成長促進や食物保存の用途で利用されています。

飲用としては、2014年に酸化防止のための食品添加物として承認されています。

近年では、水素水は美容・健康に関心がある層を中心に需要が高まっています。大手飲料メーカーも水素水の製造販売に参入しています。

水素水の製造方法

水素水の製造方法としては、水素ガス充填方式、金属マグネシウム反応方式、電気分解方式などがあります。

・水素ガス充填方式
水素ガス充填方式は、水道水や天然水などの源水に、圧力をかけて水素を溶け込ませる方式です。専用設備が必要ですが、短時間で高濃度の水素を水に溶かすことができます。生成された水素水はペットボトルやアルミパウチ容器に封入し販売します。

・金属マグネシウム反応方式
金属マグネシウム反応方式は、マグネシウム配合のスティックや錠剤を水に漬けることで、水とマグネシウムが反応して水素が発生し、水素水ができる方法です。スティックをペットボトルに入れるだけで水素水ができるので、消費者にとって手軽な方法といえるでしょう。

・電気分解方式
電気分解方式は、水に電極を入れて電圧をかけ、電気分解によって水素を発生させる方法です。この方式は、家庭用水素生成器に多く採用されています。

水素水の濃度

水素は、水に溶ける量はとても少なく、常温・大気圧(20℃・1気圧)下では、1.6ppmほどが上限(飽和濃度)となります。

気体が溶けた水として身近な炭酸水は、二酸化炭素が溶けた水です。二酸化炭素は非常に水に溶けやすく、常温・大気圧下で178ppmまで溶けます。

炭酸水に比べて、水素水の上限の濃度は100分の1以下なのです。

さらに、水素は水からどんどん抜けていってしまう性質があります。
コップに注いだ水素水からは、ほんの数時間のうちに、水素が抜けてただの水になってしまいます。

水素水のパッケージ

水素は、水から抜けてしまいやすいため、水素水の製造・販売においてはパッケージの選択が非常に重要です。

通常、飲料を入れるのによく用いられるペットボトルは、消費者にとっては手軽で便利ですが、水素水のパッケージとしては不適切です。

なぜなら、ペットボトルの材料であるポリエチレンテレフタレートは、分子同士のすき間のサイズが水素よりも大きいため、ペットボトルの表面や飲み口から、どんどん水素がすり抜けてしまうためです。

水素水のパッケージとして最適なのは、アルミ素材です。

アルミ素材のパッケージとして、アルミ缶、飲み口付きアルミパウチ、飲み口無しのアルミパウチがあります。

アルミ素材であれば表面からは水素が漏れませんが、アルミ缶や飲み口付きアルミパウチの場合、飲み口から水素が漏れることが考えられます。

飲み口無しのアルミパウチが最も遮蔽性が高く、生成した時の高い水素濃度を長く保つことができます。

 

水素水をOEMする際に押さえるべき3つのポイント

水素水をOEMする際に押さえるべき3つのポイント
水素水の製造においては、高度な設備が必要なため、自社製造するには高いハードルがあるといえるでしょう。

水素水をOEM製造することで、自社工場の設備がなくとも、水素水の販売を行うことができます。

水素水OEMのポイント(1)パッケージの選択

水素水をOEM製造する場合に、一番重要となるのは、パッケージの選択です。

上述のとおり、水素水からは水素がとても抜けやすいためです。水素が抜けやすいパッケージを選択した場合には、消費者が飲むときにただの水になってしまいます。

水素が抜けにくい、アルミパウチパッケージを選択することを推奨します。

水素水OEMのポイント(2)源水の選択

水素水の源水としてどのような水を用いるかという点もポイントとなります。地域の天然水などを使うことで、地域振興につながる商品を作ることもできます。

水素水OEMのポイント(3)ロット数

OEM製造において、ロット数の検討は重要です。一般的に、ロット数が大きいほど、製造単価は安価になりますが、ロット数が大きいほど在庫リスクが高まります。ロット数と費用のバランスを見ながら、最適なロット数を見極めることが重要といえるでしょう。

株式会社OEMの水素水受託製造

株式会社OEMの水素水受託製造
株式会社OEMでは、水素水のOEM製造を受託しております。株式会社OEMの水素水製造の特徴は3つです。

  • パッケージを選べる
  • 源水を選べる
  • 入浴剤も製造できる

それぞれの特徴についてご説明します。

パッケージも選択できる

株式会社OEMでは、ご希望のパッケージにて水素水を製造できます。水素水において重要な水素濃度を長く保つことのできる、飲み口無しのアルミパウチでの製造も可能です。

源水を選べる

自社工場を持たないファブレス企業である株式会社OEMで受託製造することで、自社設備なしで、好みの源水を選択して、高品質の水素水を製造可能です。

水素水入浴剤にも対応

水素水浴が可能な入浴剤の製造も可能です。入浴剤にマグネシウムを配合することで、お風呂のお湯の中で水素を発生させ、水素水浴ができます。

入浴剤のOEM製造については、下記の記事もあわせてご参照ください。

参考:【入浴剤をOEMで製造する際に押さえるべき3つのポイント

まとめ

まとめ
本記事では、水素水をOEM製造する場合のポイントについて説明させていただきました。

水素水の製造をご検討の際のご参考になればと思います。

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