オリジナルサプリメントの製造について詳しく解説

オリジナルサプリメントを作りたいけど、何から始めて良いかわからない
オリジナルサプリメントを作る際の費用は?
オリジナルサプリメント製造のポイントは?

オリジナルサプリメントの受託製造の流れや種類、健康食品の分類やポイントについて解説していきます。

オリジナルサプリメント製造の流れ

オリジナルサプリメント製造の流れ
初めてオリジナルサプリメントを作る方にとって、問合せから製品が納品されるまでどのような流れで進むのか気になるところではないでしょうか。
ここではオリジナルサプリメントの製造の流れを説明します。

オリジナルサプリメントの製造の流れ
  1. 1.お打ち合わせ
  2. 2.処方組
  3. 3.試作品提出
  4. 4.容器・仕様の決定
  5. 5.見積提出
  6. 6.ご発注
  7. 7.製造
  8. 8.納品

お打ち合わせ

お客様の作りたいサプリメントがどのようなものなのか詳しくヒアリングしていきます。
具体的には成分、剤形、数量、容器、仕様についてざっくりとしたイメージを確認します。

処方組

お打合せ内容をもとに処方を組んでいきます。
単一の原料でサプリメントを作る場合もありますが、いくつかの原料を配合する場合、
配合率を決めていきます。

試作品提出

試作品を作成し、お客様へご提出します。
お客様からのフィードバックをもとに改良を行います。

容器・仕様の決定

アルミパウチやボトルなどどのような容器にするか、また印刷など加飾についても
お客様のイメージするデザインを元に決めていきます。

見積提出

最終的な処方と仕様が確定したら御見積書を提出いたします。

ご発注

最終仕様や御見積をご確認の上、ご発注いただきます。

製造

工場にて仕様書に従ってサプリメントを製造していきます。

納品

出荷判定を経てご指定の納品先に納品いたします。

オリジナルサプリメント剤形の種類

オリジナルサプリメント剤形の種類
サプリメントには様々な剤形の種類があります。
サプリメントの剤形の決定は、原料との組み合わせやターゲットとなる顧客の年齢や性別によって判断していく必要があります。
ここではサプリメント剤形ごとに特徴を詳しく説明していきます。

打錠

粉末や顆粒を圧縮・形成したもので、飲むタイプと噛むタイプがあります。
形状も丸型・三角型・ハート型など様々な形があり、表面をコーティングすることもできるのでアレンジがしやすいです。

ハードカプセル

粉末や顆粒を混合して、円筒型のカプセルに封入したタイプです。
製造時に余計な熱や圧力がかかりにくいため、中身が劣化しにくく、カプセルで原料の味や香りを封じ込められることが強みです。

ソフトカプセル

液体やペースト状の原料をカプセルで包んだタイプです。
カプセル自体に味をつけることも可能で、弾力感があるカプセルのため違和感なく飲み込むことができます。

顆粒

粉末よりも少し大きい粒状で、サイズを揃えたタイプで、
水と一緒に飲んだ時に、すぐに溶けるため消化・吸収が比較的早いのが特徴です。
水なしでも飲めるようにおいしく味をつけることも可能です。

ゼリー

スティック状のパウチに封入したタイプのサプリメントで、
水なしで手軽に美味しく取り入れることができるのが大きな特徴です。
固形物を飲み込むのが苦手な方でもゼリーであれば簡単に飲み込むことができます。

サプリメント(健康食品)の分類

サプリメント(健康食品)の分類
最近ではサプリメントの呼称が一般的ですが、健康食品、栄養補助食品、健康補助食品などと呼ばれることもあります。
健康食品の中にも特定保健用食品(トクホ)栄養機能食品があり、さらに2015年には機能性表示食品が加わりました。
ここでは健康食品の3つの分類について詳しく説明していきます。

特定保健用食品(トクホ)

サプリメントや飲料で【図1】のマークを目にすることがあるのではないでしょうか。
これは特定保健用食品のマークであり、科学的根拠に基づき、健康の維持増進の効果があると消費者庁が承認した特定保健用食品にのみ表示することができます。

図1:特定保健用食品のマーク

特定保健用食品として承認された内容については消費者庁のホームページで確認ができます。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_for_specified_health_uses/

栄養機能食品

特定の栄養成分の補充のために利用されることを目的とした食品で、科学的根拠のある栄養機能について表示することができます。国が定めた基準に沿っていれば許可や届出がなくても表示が可能です。

機能性表示食品

機能性を分かりやすく表示した商品の選択肢を増やし、消費者が正しい情報をもとに商品を選択でるよう2015年に新たに加わったものです。
科学的根拠に基づいた機能性の情報があれば、消費者庁への届け出のみで表示することができます。

オリジナルサプリメント製造のポイント

オリジナルサプリメント製造のポイント
オリジナルサプリメント製造を検討する際には受託製造会社に問い合わせるかと思います。
どんな受託製造会社に依頼すれば良いかなど初めてオリジナルサプリメントを製造をする際のポイントをお伝えしていきます。

実績のある受託製造会社を選ぶ

サプリメントの製造に対する実績と経験が十分にあるかというのはとても重要です。
実績と経験のある受託製造会社に依頼することにより、作りたいと考えているサプリメントに対して的確なアドバイスや新たな提案をしてもらうことができます。

原料のラインナップが豊富な受託製造会社を選ぶ

受託製造会社によって取り扱いのある原料が異なります。中にはその会社だけの独自原料を保有していることもあります。
原料のラインナップを豊富に取り揃えている受託製造会社に依頼することにより、別途での原料購入の手間など省くことができます。

小ロットで発注可能な受託製造会社を選ぶ

初めてオリジナルサプリメントの製造を検討される方にとって発注ロット数は気になるところではないでしょうか。
初期費用を抑えたり、在庫を抱えるリスクを回避するために小ロットから始めたい方が多くいらっしゃると思います。
そのような要望に応えてくれる受託製造会社に依頼することで安心して製造することができます。
剤形によってミニマムロットが異なる為、受託製造会社に相談してみるといいでしょう。

まとめ

まとめ
本記事ではサプリメントの剤形の種類や健康食品の分類を詳しく説明してきました。
初めてのオリジナルサプリメント製造で最も重要なポイントは、実績や経験の豊富な受託製造会社に依頼することです。
サプリメント製造では原料やパッケージの選定など決めなければいけないことがたくさんあります。
経験豊富な受託製造会社に依頼することによりアドバイスをもらいながら進めることができ、イメージに沿ったオリジナルサプリメントの開発をすることができます。

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