小ロットから製造できるプロテインのOEM製造の徹底解説

プロテインに対する需要が高まっているが、どうしたらOEM製造できるのだろうか
大手ブランドの製品がたくさん出ている中でOEMで新規参入して戦えるのか
プロテインのOEM製造にかかる費用感を知りたい

近年では、日本国内でも健康への意識が高まって、日頃の食生活に気を付けたり、筋トレや運動する人が増えています。

特に、筋肉の育成に不可欠であるプロテインは注目を浴び、大手から中小企業まで多くの企業によってプロテインパウダーなどの製品が開発されています。

スタートアップや個人でも手が届く規模や価格でのOEM製造も可能になっており、アマゾンなどのネット通販でも多くの商品が目に付くようになりました。

今回の記事では、プロテインのOEM製造をご検討の方のために、プロテインの種類や、費用やロット、成功するためのポイントなど、プロテイン製品のOEM製造について徹底的にご説明します。

プロテインOEMの形状

では、OEMで製造できるプロテイン製品にはどんなものがあるでしょうか。

市場には、コンビニなどでも販売されている大手ブランドのプロテインミルクやヨーグルト、プロテインバーなど様々なものがありますが、小規模で製造できるものとしては下記の3つが一般的ではないかと思います。

プロテインOEMの3つの形状
  1. 1. プロテインパウダー
  2. 2. プロテインタブレット
  3. 3. プロテインドリンク

では、それぞれ解説します。

プロテインパウダー

プロテインといえば、こちらが最初に思い浮かぶのではないでしょうか。

一般的には筋トレの後に水に溶かして摂取するものですが、最近ではその日の食事で摂取し損ねた分のプロテインをカバーするために使用される方も増えています。

また、手作りのケーキやデザートの中に入れ込んだりなどの使用方法もあります。

価格としては、1㎏あたり2000円から5000円までのものがみられます。

一回あたりの使用料は20g程度のため、毎日使っているとしてもリピートサイクルは2か月弱という計算になります。

プロテインパウダーには色々な種類がありますが、これらについては後ほどご説明したいと思います。

プロテインドリンク

市場にコラーゲンやセラミドなどの美容ドリンクとともに、ビタミンや栄養を配合した健康ドリンクも多くあります。

プロテインドリンクは、粉末のプロテインを水やミルクで溶かしたものになります。

自分で溶かして作る必要がなく、そのまま飲めるため、とても便利な製品です。

しかし、消費者観点からみれば、プロテイン1gあたりのコストが非常に高くつくため、必要な時にパッと買えるコンビニなどで購入するパターンが多いです。

そのため、流通網を持っておらず大ロットでの製造をしない、中小規模でのOEM製造にはそれほど有利ではないかもしれません。

プロテインタブレット

プロテインはタブレット形状でサプリメントとしても製造できます。

ビタミンなどを日頃からサプリメントとして摂取する方には好まれるかもしれませんが、1gのプロテインを摂取するために2~3錠摂取しなければなりませんので、プロテインの摂取方法としては非常に非効率的のため、多くの人には選ばれない傾向にあります。

OEMできるプロテインパウダーの種類

ここでは、中小規模でのOEM製造に最適なパウダーについて詳しくご説明します。

プロテインパウダーには、どのような種類がありますでしょうか。アマゾンなどの通販サイトで検索すると下記の3つのものが出てくるのではないでしょうか。

OEMできるプロテインパウダーの種類
  1. ホエイプロテイン
  2. カゼインプロテイン
  3. 大豆プロテイン

では、それぞれ説明します。

1. ホエイプロテイン

ホエイプロテインは、牛乳に含まれるたんぱく質の一つです。ヨーグルトの上澄みの水分がホエイとなり、水分を飛ばして抽出するものがホエイプロテインになるわけです。

ホエイプロテインのメリット

ホエイプロテインは体内への吸収速度が速く、水にも溶けやすいため、多くの人に愛用され、需要が最も高いプロテインです。

筋トレ直後の使用が多く、リピートサイクルも比較的早いものです。

ホエイプロテインのデメリット

市場にあるプロテイン製品のほとんどがホエイのため、競争度が高いところかと思います。

カゼインプロテイン

カゼインプロテインもホエイプロテインと同じように、牛乳からつくるものです。牛乳の構成するタンパク質の8割を占めています。

体内への吸収速度が遅いため、夜寝る前に使用されることが多いです。

カゼインプロテインのメリット

比較的製品の数が少ないため、競争面ではホエイよりは難度が低いかもしれません。さらに、一般的にホエイより価格が高いものであるため、単価も高くつけられます。

カゼインプロテインのデメリット

ホエイに比べ、溶けにくく固まりやすいため、多くの人に受けいれられないところがあります。また、認知度が低く、未使用な人も非常に多いです。

ソイプロテイン

ソイは大豆のことであり、ソイプロテインは大豆を原料としたプロテインです。

牛乳を原料としたホエイやカゼインと違い、植物由来のプロテインになります。

ソイプロテインのメリット

植物由来のもので、健康志向のイメージがあります。そして、動物由来の飲食料を消費できないベジタリアンやビーガンの方にとって唯一の選択肢です。

大手メーカーがあまり手を出さない領域のため、競争面でも有利かもしれません。

ソイプロテインのデメリット

一般消費者からしたら、ホエイやカゼインに比べて人気度が低く、味も好き嫌いが分かれます。

プロテインOEMのロットや費用

では、プロテインをOEMで製造する際のロットや費用はどうなっているでしょうか。

プロテインOEMの最小ロット

プロテインOEMの最小ロットは製造業者によって大きく異なりますが、100キロから製造できる場合もあります。

しかし、この程度の数量になりますと、原価が割高になってしまい、商売になりにくいところがりますので、1000個の方が現実的な最小ロットだと思われます。

プロテインOEMの費用

では、プロテインOEMの製造コストはいくらになりますでしょうか。

配合成分や数量により大きく左右されますが、1000キロのご注文であれば、3000~3500円の間になるのではといえるでしょう。

プロテインシェイカーのOEM製造

プロテインを使用するには、プロテインシェイカーも必要のため、消費者が必ず所有しているものになります。

自社ブランドとしてプロテインパウダーを開発される企業にとっては、オリジナルデザインのシェイカーを合わせて製造するというのも面白みがあるかもしれません。

数量としては、3000個から製造可能ですので、予算としてもそれほどハードルが高くないかもしれませんね。

プロテインOEMで成功するための3つのポイント

化粧品などに比べて需要が限られて、大手メーカーが強いブランドを持っていて、小さなブランドの製品が1キロ2000円で販売されているプロテイン市場で成功するには、ピンポイントの戦略が必要かと思われます。

では、プロテインOEMで成功するにはどんなポイントがあるのでしょうか。3つのポイントにまとめましたので、ご紹介します。

大手とは違う角度を考える

大手メーカーと全く同じものを販売しても、魅力を感じてもらえません。

そのため、ダイエットの要素や、女性向けに美容成分をプラスアルファで配合したり、市場に例のない味付けをしたりなどの、オリジナリティを加えることによって付加価値を付けるのがいいです。

対象人口を広げる

プロテインは筋トレをしている男性が飲むものというイメージがまだ強い方もいらっしゃるでしょう。

商品を販売するにあたって、筋トレをしない人にも興味を持ってもらえるようなコンセプトやマーケティング戦略を実施することも市場獲得という意味では有利かもしれません。

下代と上代のバランスをつくる

プロテインOEM製品は容量が多いものの、市場での価格の幅も化粧品などと比べると狭く、高価格での販売が難しいのが現状です。

製造コストをなるべく抑えるとともに、消費者から受け入れられる中で利益額を大きくできる価格設定を狙うのが重要なポイントになります。

そのため、最小ロットよりも経済ロットを注目し、製品の価値を高めるオリジナル要素を加えることに力を入れるのがおすすめです。

まとめ

今回の記事では、プロテインのOEM製造を検討されている方向けにプロテインの種類や形状、製造コストや成功するためにポイントなどについて解説しました。

株式会社OEMは、プロテイン製品のOEMに関してもお客様のイメージをもとに、オリジナリティーや魅力の要素も一緒に考え、ご提案しています。

プロテインOEM以外でも健康食品OEMや化粧品OEMの製造も行っており、企画段階でも幅広い提案ができますのでお気軽にお問い合わせください。

 

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