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健康食品をOEMで作るとき、ソフトカプセルを選ぶメリットが知りたい
ソフトカプセルのOEMを依頼するときに注意するべきことが知りたい
健康食品ビジネスで成功したい
健康食品を作るとき、どのような形状で商品を作るかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、ソフトカプセル型の健康食品を受託製造会社に依頼して作るとき、押させておきたいことや注意点を解説します。
Contents
ここでは、ソフトカプセルのOEMを依頼するときに知っておきたい知識を解説します。
ソフトカプセルとは、内容物をゼリー状の皮膜で包んで加工したものです。ソフトカプセルの内容物には、オイル原料など非水溶性の液体を使います。粉末状の原料を使いたい場合は、非水溶性の液体になじむよう加工する必要があります。ソフトカプセルの用途は、健康食品や医薬品・化粧品など幅広いです。そのまま呑み込む他、使い切り容器の代わりとして潰して使用したり、上部をねじ切ったりして使うこともあります。
ソフトカプセルには、下記のような形状があります。
オーバル | フットボールのような楕円型 |
オブロング | 長形とも呼ばれる。円筒のような形状 |
涙型 | 涙のしずくや水滴のように、上部がとがった形。 |
その他 | 球形やひし形・三角の他、魚や王冠など、特殊な形状もある |
商品のコンセプトに合わせてオリジナリティある形状が作れるのが、ソフトカプセルの特徴です。
また、内容物を包む被膜には、ゼラチンや寒天の他、水飴を原料とするプルランなどが使われます。
ここからは、ソフトカプセルのもつ6つの特長や、それぞれの活用例について説明します。
ソフトカプセルは、皮膜により内容液を密封して製造しています。空気や光・酸素等と内容物が触れることがないため、内容物の酸化や劣化を防げます。
品質を安定して販売できるため、アマニ油やエゴマ油のような酸化しやすい食品や、ビタミン成分などを製剤するのにも重宝します。
ソフトカプセルは錠剤(タブレット)などと比べて製造する過程で熱が発生しにくいので、熱に弱い成分を配合したい場合にも向いています。また粉末原料を溶かす際にも、成分が変化しにくい特長があります。
ソフトカプセルは、内容物として非水溶性の液体を使います。液状の原料をそのままの形で充填できるため、粉末など他の形に加工する必要がなく、コストを抑えられます。
内容物には、油原料を使うことが多いです。ビタミンEは植物油から摂取できるため、ソフトカプセルの原料によく使われます。また、油に溶け込むと吸収がよいとされるルテインを、オメガ3を含むアマニ油などと配合した商品も人気です。
ソフトカプセルは、体内で被膜が破れることにより、内容物が液体として流れ出ます。そのため、錠剤など少しずつ解ける剤形よりも、吸収性が高いのが特長です。
被膜の成分や表面の加工を工夫することで、口の中で即座に溶けるよう設計することもできるため、ブレスケア商品にも使われます。
反対に、被膜に耐酸性の原料を使うことで、胃で溶けにくく・腸で溶けやすくなるように作られたものもあります。このような腸溶性のソフトカプセルは、ビフィズス菌など胃酸で溶ける成分や、唐辛子など胃に負担がかかる成分を配合するのにぴったりです。
ソフトカプセルは、製造時の内容物の含有量にばらつきが出にくいのが特長です。ソフトカプセルは錠剤と比べて添加物の種類が少なく、製造工程も少なくて済むため、ばらつきがおこりにくいことが理由として挙げられます。含有量の誤差がプラスマイナス5%程度以下と大変少量で済むため、均一性のある高クオリティな製品を製造できます。
ソフトカプセルは、内容物を密封して製造します。そのため、匂いの強い成分や、苦味などのある原料でも飲みやすくできる特長があります。
匂いが強くそのまま摂取するのに抵抗のあるような、ニンニクや魚油・クリルオイルといった成分にぴったりです。
またソフトカプセルは他の剤形に比べて比重が大きく、水に沈みやすいため、呑み込みやすいです。
被膜のつなぎ目を感じにくく、シームレスにも加工できるため、喉などに抵抗を感じず呑み込めます。
ソフトカプセルは、つなぎ目のないシームレス加工や、様々な形状への加工が可能です。透明感のある被膜を使うことで、高級感を演出することも可能です。
レーザーマーカーで被膜の表面にイラストや文字も入れられます。外観にこだわることができるため、商品コンセプトに沿って高いデザイン性や付加価値が付けられます。
ここまで、ソフトカプセルの特長について説明させていただきました。ソフトカプセル以外のハードカプセルや錠剤は、ソフトカプセルに比べて下記のような特長があります。
ハードカプセル |
|
錠剤 |
|
各剤形の特長を比較し、コンセプトに適したものを選ぶことが大切です。
ここからは、ソフトカプセルのOEMで注意すべきポイントを解説します。
ソフトカプセル製造を依頼するときは、被膜と内容物との相性を考慮しなければなりません。被膜の原料と内容物の原料の相性が悪いと、化学変化が起きて被膜の強度が落ち、破れやすくなります。
たとえば内容物にクエン酸などの強い酸性原料や強いアルカリ性原料を入れると、被膜が酸で破れ、内容物が流れ出る恐れがあります。
内容物に酸性原料を使いたい場合は、単体ではなく他の成分と混ぜて性質を弱めることがおすすめです。
前述のように、ソフトカプセルの被膜には、ゼラチンの他色々な種類の原料が使われます。様々な被膜原料と内容物が組み合わせられるため自由度が高い一方、メーカーによっては安定性に難がある場合があります。
とくに、植物性の被膜は製造の難易度が高く、メーカーによって品質に差が出る可能性があります。
OEM製造を依頼するときには、自社の作りたいソフトカプセルの製造実績のあるメーカーを選ぶと、スムーズに進められるでしょう。
ソフトカプセルの皮膜は、湿気・温度が高すぎたり低すぎたりすると、被膜の硬さが変化して破れる恐れがあります。
OEMではソフトカプセルを製造後、袋や箱にまとめて詰めるバルク包装を行います。バルク包装は個包装よりも外部環境の変化の影響を受けやすいため、なるべく早くアルミチャック袋などに小分けし、乾燥剤などを入れて包装する必要があります。
なるべく早く小分け包装をして、いち早く顧客に発送できる状態にできるように、包装会社ともパイプのあるメーカーを選ぶと安心です。
ソフトカプセルのOEMで弊社ができることや弊社の強みについて、ここではご紹介いたします。
弊社は自社で工場をもたず、全国に提携工場をもつファブレス工場です。得意・不得意にしばられず、工場ごとの強みに応じて依頼に対応しており、多くの製造実績があります。
原料を提供する提携企業も豊富なため、充実したラインナップから原料が選べます。経験に照らして、依頼主が使いたい成分がソフトカプセル被膜などと相性がよいかどうか、相談にも乗れます。
梱包・包装会社とも多く提供しているため、製品製造後のスムーズなパッケージングが可能です。
弊社では過去の製造事例や製造ノウハウを基に、市場やトレンドについてアドバイスを行っております。健康食品の他、化粧品なども製造しており、企画段階からご提案が可能です。
マーケティング戦略としては、たとえば大手とは違う角度から訴求ポイントを考えたり、商品ターゲットが広くなるような施策が考えられます。
また、商品の付加価値を高めるオリジナル要素を加えたコンセプト作りも可能です。幅広い製造実績により得た知見から、依頼主のビジネスを成功に導くご提案をいたします。
弊社では、小ロットから大ロットまで、依頼主のご要望に合わせて幅広いロット数に対応しております。
初めて商品を作るときは、本当に売れるかどうか、不確実な場合がほとんどです。小ロットから発注できると、商品の売れ行きが思ったようによくなく、在庫を抱えるリスクを減らせます。
また、テストマーケティング的に少数生産をして、市場調査をすることもできます。予算に合わせて柔軟に対応できるのが、弊社の強みです。
ソフトカプセルのOEMでは、製造経験の豊富なOEMメーカーを選ぶことが大切です。弊社は全国に提携工場をもっており、ソフトカプセル製造の得意な工場や資材・梱包メーカーと連携し、ワンストップで納品が可能です。
もしご興味をもっていただけましたら、自動でお見積りもできますので、下記ページをご覧ください。表示されていない商品やロット数に対してもお見積りいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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