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OEMでシャンプーを製造したいが、どれぐらいのロット数から作れるんだろうか
OEMでシャンプーつくるのにどれくらいの予算が必要なんだろうか
シャンプーは、年齢や性別を問わず共通して必要不可欠な用品であり、需要が常にあります。
本記事では、シャンプーのOEMについて徹底的に解説をしていきます。
Contents
まず、シャンプーをOEMで製造する工程はどうなっているでしょうか。
基本的には一般的な化粧品のOEM製造とは変わりがありません。
シャンプー製造が可能なOEM会社に問い合わせ、処方や価格などの面で自身のイメージに合ったものをすり合わせしていきます。
サンプル製造などを経て、製品化するものを発注するというのが一般的な流れになります。
OEM会社が汎用で持っている処方の中から選んでそのまま採用することもできます。また、それらを調整して製品化したり、一から開発してすることも可能です。
シャンプーはすべての人々が共通して使用している必須品ですが、その個人の髪質や悩み、もしくはこだわりに向けて処方は様々存在しています。
それぞれの種類について詳しく解説していきたいと思います。
こちらはいわゆるシャンプーの3つの基本的な処方のベースになります。
それでは、それぞれ解説していきます。
こちらは、洗浄成分として脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウムなどが使用されているシャンプーになります。
シンプルな処方のため、自然な処方をお好みの方には人気がありますが、一方で洗浄力が強すぎるという考えの方もいらっしゃいます。
洗浄成分としてラウレス硫酸アンモニウムやラウレス硫酸Naなどが使用されるシャンプーです。
泡立ち、洗浄力の面では非常に優れており、安価で製造ができるため、市場のシャンプー製品のほとんどを占めています。
しかし、石油系界面活性剤であるため刺激が強すぎたり、敏感肌や自然派志向の方には好まれない傾向にあります。
洗浄成分として使用されるのは、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNaなどのアミノ酸成分になります。
アミノ酸は、ヒトの身体を成立させるタンパク質を構成している成分であるため、ヒトの髪との相性も良いです。
また、洗浄力が強すぎず、必要な皮脂を落としてしまったりもしないため、多くの方に愛用されています。
しかし、3つのベース処方の中で製造コストが一番高いのがデメリットになります。
ここまで、シャンプーの処方のベースの種類について説明しました。次に、その使用効果や用途についてご説明したいと思います。
では、それぞれ解説していきたいと思います。
頭皮ケアを目的とした、植物由来の界面活性剤が主に配合されているシャンプーがスカルプシャンプーとして販売されます。
育毛効果や抜け毛防止の効果が期待される処方になるため、育毛意識の強い方に好まれる傾向にあります。
名前通り、シリコンを取り入れていないシャンプーのことです。
天然素材が主に配合されたシャンプーのため、自然派志向の方に人気があります。
一方で、保湿力が不十分であるという意見の方も多いので、すべての人に適さない可能性もあります。
無添加シャンプーとは、厚生労働省によって認定されている表示指定成分が配合されていないシャンプーのことです。
皮膚障害やアレルギー反応を起こす恐れが少しでもあるものが配合されていないため、敏感肌の方が使用されることが多いです。
有機栽培された成分のことをオーガニックといいます。香料剤なども天然香料が使われており、保湿成分としては植物油が使用されます。
近年ではオーガニック製品にこだわりを持つ方が増加傾向にあり、需要も比例して上がってきています。
ただし、オーガニックとして販売するにはオーガニック認定が必要であり、厳しい試験をクリアする必要がある上に、費用もかかってしまうというのが現状です。
ドライシャンプーは、水で洗い流す必要のないものになります。
頭皮にスプレーをし、マッサージしなじませてからタオルのようなもので拭き取るだけで頭皮の汚れが落ちるといわれています。
通常のシャンプーの代わりには当然なりませんが、入院中の方や水が使えない被災地などで使用されます。
また、シャンプーをする余裕がないときに使用するために常備する方もいらっしゃいます。
ほとんどは犬用のシャンプーが市場にあり、需要も最近では高まってきています。
犬の皮膚は意外とヒトよりも薄いので、ヒト用のシャンプーですと洗浄力が強すぎて、刺激が出るといわれています。
犬用のシャンプーの中でも、犬の種類に向けたもの、オーガニックやシリコンなど様々な種類のものが市場に出ています。
シャンプーの容器にはいくつかの種類があり、まとめると下記の4つになります。
では、それぞれ解説します。
こちらが一番人気のあるものではないでしょうか。
容器のキャップを開けたり、持ち上げたりせずに、そのまま押すだけでシャンプーが出せるので、非常に便利で多くの方に選ばれる傾向にあります。
但し一方では、他のボトルより重さがある上に、ポンプの製造コストも付くので、高価な容器といえます。
結果的に、小ロットでのOEM製造では採用が難しくなる場合があります。
こちらは、ポンプを使わず、キャップを開けてプッシュする柔らかいタイプのボトルです。
使用感としては、ボトル容器ほど便利ではないですが、コスト面では大きく異なりますので、採用されることも珍しくないと思います。
シャンプーの容器の中でチューブタイプが一番珍しいのではないかと思います。
ポンプ容器よりは大幅にコストが少なく、珍しさという面でも特徴が出せる容器ではないかと思います。
特にゲルタイプのシャンプーに使用されることが多いです。
ポンプ容器のシャンプーとセットで製造されることが一般的で、印刷されたアルミ袋に入っているものになります。
リピーターが定着した製品に使用されることが多いです。
消費者からすると、容器に入ったものより安く買えるし、容器の廃棄が少なくなる面で環境にも優しいと言えるでしょう。
シャンプーは基礎化粧品と違い、一個当たりの容量が多く、割と小ロットで製造しやすい製品になります。
そのため、500mLであれば500個からでも製造できる場合が多いです。ただし、割高になってしまい、採用できる処方や資材が非常に限られてくるのが現状です。
こちらも基礎化粧品と同じく、3000個が経済的な金額のロット数になります。単価も大幅に落ちてくるし、採用できる処方や資材の選択肢も大幅に広がります。
ある程度販売ルートに自信がある方は、3000個から検討するのがいいかもしれません。
しかし、テストマーケティングをしたい初めての方には相当の数ですので、まずは多少割高になってしまうとしても、500~1000個などから始めるのも良いと思います。
それでは、シャンプーをOEMで製造する際の価格はどうなっているでしょうか。
下記の表にまとめますので、ご覧ください。
1,000 | 3,000 | 10,000 | |
150ml | 640円 | 540円 | 480円 |
250ml | 740円 | 6101円 | 440円 |
500ml | 940円 | 790円 | 660円 |
※上記はあくまでも基礎処方をベースにした価格になりますので、処方によって大きく変動されます。
ここでは、シャンプーのOEM製造で当社を利用する3つのメリットを紹介できればと思います。
株式会社OEMでは、シャンプー以外でもコンディショナーや育毛剤など各種のヘアケア商品を長年製造してきている実績とノウハウが蓄積されています。
新規でお問い合わせいただいたお客様に関しましては、イメージに合った商品を汎用の処方から多数ご提案できるに加えて、一からの開発も積極的に進めます。
当社では基礎化粧品と同じく、シャンプーやその他のヘアケア商品においても医薬部外品の処方や実績を多く持っているため、医薬部外品をご希望の方にもさまざまなご提案ができます。
当社ではどの種類の製品においても平素より、小ロットのお客様にも親身に対応する姿勢を築いてきております。
限られた数量や予算のなかでいかに最も良いものができるかを一緒に考え、そのシナリオに合った製品のご提案に力を尽くしています。
本記事では、OEMでシャンプーの開発を検討されている方向けに、シャンプーの種類や仕様についてご説明した上で、当社を利用するメリットについて紹介させていただきました。
シャンプーやその他のヘアケア商品を自社ブランドでOEM製造されたい方にはぜひお声がけをいただければと思っております。
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