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トリートメントをOEMで製造するメリットは?
トリートメントのOEM製造を成功させるにはどうすればいい?
トリートメントのOEM製造先を比較するポイントについて整理したい
髪質を保ちたい方は、シャンプーだけでなくトリートメントも活用することがおすすめです。自社で化粧品製造に関するノウハウや製造許可がなくても、OEMを使えばオリジナルのトリートメントを製造できます。
本記事では、トリートメントをOEM製造するメリットやメーカーの選定ポイントなどについて、さまざまな化粧品でOEM製造を行ってきた株式会社OEMが解説をします。
Contents
ここでは、トリートメントとOEMの基礎知識を、4つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
トリートメントは、髪の内部に浸透する栄養成分で傷んだ髪を補修し、髪質を改善するアイテムです。特に、ダメージを受けた髪やくせ毛に悩む方に向いています。
コンディショナーは、髪の表面のキューティクルを保護し、ツヤと指通りを整えるアイテムです。とかしやすさや美しい髪の見た目を求める方におすすめで、リンスにも同様の効果が期待できます。
トリートメントの効果を最大限に引き出すには、髪の状態や悩みに合わせたシャンプーの選択が欠かせません。適切なシャンプーで髪と頭皮をクリーンに保てば、トリートメントの成分浸透と効果を高められます。
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OEMとは、他社ブランドの製品を専門企業に製造委託するビジネスモデルです。化粧品でも広く採用されており、必要な製造販売許可を得たOEMメーカーに依頼すれば工場を持たずに自社ブランドの化粧品を簡単に製造できます。
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ここでは、トリートメントをOEM製造するメリットを、6つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
OEMメーカーを活用すれば、自社に高度な化粧品開発技術がなくてもトリートメント製品を販売できます。専門的な研究員や生産設備を持たなくても、OEMメーカーの豊富な技術と知識を活用することで、効果的な化粧品を市場に送り出せるでしょう。
トリートメントを含めた化粧品の製造販売には通常、「化粧品製造業許可」と「化粧品製造販売業許可」の許可申請手続きと専門家への依頼が必要です。しかし、OEMメーカーを利用すれば、これらの手続きを代行して薬剤師などの責任技術者も確保してくれるため、自社でこれらの手続きを省略できる可能性があります。
関連記事:化粧品を売るには資格が必要か?製造販売業許可がいらない方法、そのメリットも解説
多くのOEMメーカーは小ロット生産にも対応しているため、自社で大量生産するリスクを避けられます。必要な量だけ発注できるので、売れ行きの不透明な商品でも余剰在庫を最小限に留めテストマーケティングが可能です。
関連記事:化粧品OEMの小ロット発注を徹底解説!仕組み・メリット・デメリット・知っておきたい注意点と流れ
OEMメーカーに依頼すれば、処方開発から生産、バルク充てんまでをワンストップで対応してくれます。資材調達の手間を省き、処方と容器の工程を一括して行うことで製造期間の短縮と安定した品質維持を実現できるでしょう。
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生産工程をOEMメーカーに委託することで、自社は商品企画やマーケティングに注力できます。トレンドの早い化粧品業界において、市場ニーズを迅速に商品に反映させるための時間を確保できる点がメリットです。
OEMメーカーは多数の企業と取引があるため、最新の成分やトレンド情報に精通しています。最新技術による原料開発や環境に配慮した素材開発に取り組むメーカーも多く、常に先進的な提案を期待できるでしょう。
ここでは、トリートメントのOEM製造を実行するおおまかな流れについて、2つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
OEM製造の流れは、おおまかに示すと以下の9ステップです。
▼OEM製造の流れ
1 | 化粧品メーカーのリサーチ・選定 |
2 | 化粧品メーカーとの打ち合わせ |
3 | 処方(成分のレシピ)の決定 |
4 | 製造ロット決定 |
5 | 容器、化粧箱の決定 |
6 | 見積の決定 |
7 | 契約、発注(薬事申請手続き) |
8 | 製造開始 |
9 | 納品 |
トリートメントOEMでは、打ち合わせ開始から納品まで目安として通常6カ月程度のリードタイムが必要と考えましょう。その内訳は、打ち合わせから見積決定まで約3カ月、その後の原料調達・安定性試験・薬事申請などの準備にさらに3カ月です。このように、じっくりと丁寧にOEM製造を進めることで、高品質な製品を製造できます。
ここでは、トリートメントのOEM製造を成功させるポイントを、3つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
トリートメントの売上を確実にあげるには、ブランド戦略が欠かせません。ターゲット市場を十分理解して自社のミッションとビジョンを定義すれば、消費者に一貫したメッセージを発信できます。ブランドアイデンティティの確立や競合他社との差別化を意識し、市場調査を徹底しましょう。また、市場の変化に応じて戦略を柔軟に見直し、常に競争力を維持する姿勢も必要です。
トリートメント開発では、ターゲット顧客のニーズに合った独自成分を配合することで差別化要因になります。自然派志向の顧客にはオーガニック成分を配合し、特定の髪の悩みにはその悩みに特化した成分を配合することで、商品の付加価値を高められるでしょう。また、信頼できる供給元より確かな品質の成分を調達することも、製品の品質と安定性を確保して差別化につながります。
トリートメントのパッケージデザインは、ブランドイメージを伝える重要な要素です。ブランドカラーや一貫性のあるデザインで消費者の目を引き、ターゲット市場の嗜好に合わせて工夫しましょう。使いやすさや環境への配慮も重要で、リサイクル可能な素材を使用していることやエコフレンドリーな設計をアピールすることも、現代の消費者にはアピール材料になります。
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ここでは、トリートメントのOEM依頼先を選ぶポイントを、5つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
各化粧品OEMメーカーには、独自の得意分野があるものです。そのため、自社が求める商品と得意分野が一致しているか確認しましょう。多様な商品のうち、自分たちが作りたい商品を得意とするメーカーであれば安心です。
OEMメーカーの実績と技術は事前に十分確認しましょう。製造したい商品のスペックを明確にし、そのような商品の製造実績や求める技術水準を有するか調査します。具体的な要望に応えられるメーカーを選定することが欠かせません。
OEM製造の過程では、どうしてもリスクをゼロにすることはできません。そこで、トラブル発生時の対応力や、自社とのコミュニケーション体制を事前に確認しましょう。これにより、スムーズな開発・製造が可能なパートナーを選べます。また、品質管理と協力体制も併せて確認しておきましょう。
海外展開を視野に入れる場合は、海外事業へのサポート体制が充実しているOEMメーカーを選定しましょう。各国の成分規制や輸出手続きに精通し、グローバル市場への販路開拓をサポートできるOEMメーカーが理想的です。
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昨今は、環境に配慮した企業活動が注目されています。そのため、環境への配慮もOEMメーカーを選ぶ際にチェックしてもよいでしょう。プラスチック削減や環境に配慮した生産方法を実践するメーカーは、ブランディングの観点からもプラスになり得ます。
本記事では、トリートメントをOEM製造するメリットやメーカーの選定ポイントなどについて解説しました。
トリートメントは、髪の内部に浸透する栄養成分で傷んだ髪を補修し、髪質を改善するアイテムです。OEM製造も可能で、自社で製造設備がない場合やマーケティング等に注力したい場合はOEMを活用すべきでしょう。
トリートメントのOEM製造を成功させるには、ブランド戦略やパッケージデザインに注目しましょう。また、OEM先を選ぶ際には実績やリスク管理体制などがチェックポイントです。
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