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サプリメントビジネスが注目される理由は?
サプリメントビジネスではどう差別化すればいい?
サプリメントビジネスで成功するポイントを整理したい
昨今健康意識が高まってきていることもあり、サプリメントの需要は確実に増大しています。また、サプリメントはOEM製造も可能なので、一定の資金やアイデアがあれば自分で工場や製造許可などをもっていなくても製造・販売は可能です。ただ、サプリメントビジネスにはライバルが多く、無策ではその中で勝ち残れません。
本記事では、サプリメントビジネスが注目される背景や差別化の切り口、成功のポイントについて、サプリメントのOEMを得意とする株式会社OEMが解説をします。
Contents
ここでは、サプリメントビジネスが注目されている理由を、2つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
サプリメントビジネスの市場の大きさは、株式会社インテージが2023年に行った調査によると約1兆2,385億円と言われています(13万人を対象にしたアンケート調査結果)。これだけ市場規模が大きくなっている背景には、人々が健康意識を高めており、セルフケアに投資する人が増えていることがあると推察されます。
また、単に長生きするのではなく少しでも長く健康な状態で過ごしたいという需要や、食生活の乱れや栄養不足を補う手段も、サプリメントのニーズです。さらに、特に女性の間では美肌やアンチエイジング効果があるサプリメントには確実なニーズが存在します。今後も、病気の予防も含めさまざまなニーズがあるサプリメントは、ニーズの拡大が期待できるでしょう。
出典:『健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート2023』発刊(株式会社インテージホールディングス)|PRTIMES
サプリメントビジネスは、収益性の高いビジネスモデルにできます。例えば、プライベートブランドとしてオリジナルサプリメントを販売する場合、ブランディングで競合との差別化を実現すれば価格競争とは無縁な高収益な商品として販売可能です。
また、整体院やクリニックなどをすでに運営している場合は、それらの事業とコラボしてサプリメントを売り出すことで、ブランディングに加えてリピーターを獲得しやすくなります。この手法は、他社商品の販売促進を行う場合にも有効で、顧客単価のアップに悩んでいる方には特におすすめです。
関連記事:クリニック向けサプリメントOEMとは?商品開発例や導入の注意点、開発・製造の流れも解説
ここでは、サプリメントビジネスで差別化するための切り口を、5つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
商品の中身で勝負することは、定番の差別化方法です。自社独自の製法で他社もなかなか真似できない要素があり、かつ明確な効能がある場合は有効であるものの、そうでなければ競合に真似されやすいでしょう。また、自社独自の技術を開発するにもコストがかかるため、ある程度体力があり開発力や知的財産の保護にリソースを使える企業でないとあまりおすすめできません。さらに、効能が強い場合はサプリメントではなく医薬品として販売しなければならないケースもあります。以上より、商品の中身だけで勝負することは困難で、他の殺別化要素との合わせ技で勝負することが基本と考えましょう。
似たような商品があれば安い商品を買おうとすることは、誰もがもつ消費者心理です。そのため、より安価な価格設定を行うことも差別化につながります。ただし、サプリメントの製造・販売には一定のコストがかかるため、無闇に価格を下げるわけにはいきません。また、価格を下げすぎると、消費者に商品の価値が少ないと悪い印象を与えるケースもあります。そのため、スケールメリットで生産・販売コストを下げられ、かつブランド力も高い大手企業以外は基本的には取るべきではない差別化戦略と考えましょう。
特定の地域に特化して販売することも、立派な差別化戦略です。例えば、特定の都道府県でしか事業を展開していない地域密着型の店舗と連携し、そこのニーズに合わせた商品を販売することで安定収益を期待できます。大手メーカーでは対応しきれないニーズでも、特定の地域に特化すれば対応できる可能性が高まるでしょう。全国や世界で成功をおさめているメーカーと比べると売り上げは限られますが、事業規模の拡大よりも手堅く収益をあげたい場合にはおすすめです。
競合がまだあまり活用していないチャネルを活用することで、そのチャネルを利用しており自社商品にニーズを感じているユーザーに対し、強力に訴求できます。例えば、InstagramやTwitterを用いている競合は多いもののYoutubeを用いている競合が少ない場合、Youtubeでも一定のユーザーを確保できそうなら参入を検討しましょう。また、サプリメントの販売をオンライン上で行う際には、ランディングページの出来によっても売り上げが大きく左右されます。訴求する文章やデザインを見直し、目にしたターゲットが強力にそのサプリがほしいと思えるものにしましょう。
サプリメントのコンセプトが明確であれば、どのようなユーザーが買うべき商品かわかりやすいため、差別化しやすくなります。例えば、「60代以上が感じる膝の痛みが軽減されるサプリメント」など、コンセプトをなるべく具体的にしましょう。そうすれば、配合する成分やパッケージデザイン、アピールすべきポイントなどが明確になり、強い差別化要素になります。ただし、コンセプトも競合が真似しやすい差別化要素なので、他の差別化要素と組み合わせることを前提に考えましょう。
関連記事:サプリメントのパッケージデザインは売り上げに影響!デザインのポイントも解説
ここでは、サプリメントビジネスで成功するためのポイントを、3つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
顧客はサプリメントを飲むことで、痩せる、健康になるなどの効果を期待しています。それらの顧客ニーズを満たすことは、サプリメントビジネスで成功するための必須項目です。顧客ニーズに沿ったサービスを提供することで、消費者が求める効果がある成分をサプリメントに配合することや、消費者が手に取りやすい販売手法を取れます。最近では、インターネット上で定量的に消費者の関心や行動を推測できるようになったので、それらのデータを使ってパーソナライズした形でビジネスしてもよいでしょう。
自社ですでに工場をもっており、自社工場でサプリメントを製造できるのであればそれでもよいでしょう。ただ、もし自社工場をもっていない場合、新規に工場を立ち上げるには必要なコストや法律面での壁が大きいので、基本的にはOEM先で製造してもらうことが前提になります。OEMであれば、他社の工場で自社ブランドの商品を製造できるため、自社で工場を所有していなくてもサプリメントの製造が可能です。OEM先を選ぶ際には、例えば以下のポイントをチェックしてみましょう。
関連記事:サプリメントのOEM先を選ぶ際に注意すべき4つのポイントと費用感
サプリメントは健康食品の一種であり、薬機法により医薬品と同じような効能や用法を記載できません。万が一薬機法に違反すると、行政処分を受けることになりかねません。また、マーケティングや販売の段階では、ステルスマーケティングも法律違反になっています。商品PRとわかりづらい形でインフルエンサーなどに商品の宣伝を依頼すると、ステルスマーケティングとみなされる恐れがあるので、注意が必要です。
これらのように、サプリメントビジネスには関係する法律が複数存在しており、しかもそれらが今後改定されることは十分ありえます。常にサプリメントビジネスに関する法律をチェックし、自社で違反がないよう遵守しましょう。
出典:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律|e-GOV
出典:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。|消費者庁
本記事では、サプリメントビジネスが注目される背景や差別化の切り口、成功のポイントについて解説しました。
健康意識の高まりもあり、サプリメントの市場は拡大しています。また、収益性が高い点もサプリメントビジネスが注目されている由縁です。サプリメントビジネスに参入している企業は多数存在していますが、その中で成功するには地域限定にするなどの差別化が重要です。価格での差別化も可能ですが、企業体力がなければ困難と考えましょう。
また、顧客ニーズに沿ったサービス提供や関係する法律の遵守も欠かせません。自社に工場あれば自社でサプリメントを作ることも可能ですが、自社工場がなければOEMの活用がおすすめです。株式会社OEMもサプリメント製造に豊富な知見を有するので、興味がありましたら一度ご相談ください。
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