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UVケア商品をOEM製造するメリット・デメリットを整理したい
UVケア商品をOEM製造する流れを知りたい
UVケア商品のOEM製造先を比較するポイントは?
オリジナル化粧品を製造する際には、OEM製造の活用が当たり前になってきました。OEMでは幅広い商品の製造が可能で、UVケア商品も製造が可能な商品です。ただ、OEM製造にはメリットばかりではなくデメリットもあります。また、自社にとって最適なOEMメーカーを選ぶには、複数の比較ポイントを踏まえることが欠かせません。
本記事では、UVケア商品をOEM製造するメリット・デメリットや製造の流れなどについて、化粧品OEMの分野では経験豊富な株式会社OEMが解説をします。
Contents
紫外線は、目に見えない太陽光の一部で、UV-AとUV-Bは皮膚の奥深くまで到達します。皮膚への影響も大きく、しわ・たるみ・色素沈着・さらには皮膚がんなどのリスクを引き起こす恐れがあります。特に敏感肌の方は注意が必要です。ここでは、UVケア商品とOEMの基礎知識を解説します。
それでは1つずつ解説します。
UVケア商品の種類を、ここでは7種類紹介します。
▼UVケア商品の種類7選
UVケア商品の種類 | 概要 |
スプレータイプ | 手軽に顔や身体に吹きつけられる商品で、さっぱりとした使用感が特徴ですが、塗りむらができやすいことはデメリットです。 |
ジェルタイプ | のびがよく、透明でさらっとした使用感が特徴です。ただし、敏感肌の方は成分に注意しなければなりません。 |
ローション(振とう式)タイプ | のびが良く使いやすいものの、落ちやすいため日常生活向けで長時間のアウトドアには適していない商品がほとんどです。 |
ミルク(乳液)タイプ | お肌に優しくのびやすい商品が多く、敏感肌の方にもおすすめです。メイク下地としても使えます。 |
クリームタイプ | 保湿力が高く耐水性もあります。化粧下地として使える商品も多いですが、落ちにくい点に注意しましょう。 |
パウダータイプ | 化粧直しに便利な粉タイプですが、落ちやすいので頻繁に塗り直しが必要です。 |
スティックタイプ | 直接肌に塗るタイプで、密着性が高く細かい部分のケアに便利で、塗り直しも簡単です。 |
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OEMは、自社ブランド商品の製造を専門メーカーに委託する製造方式です。化粧品についてもOEMは一般的で、化粧品製造業と化粧品製造販売業の許可を持つOEMメーカーが依頼主の要望に応じて商品開発や製造を行います。製造設備や許可がない企業でも、このシステムを活用することで、効率的にオリジナルブランドの化粧品を市場に送り出せます。
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ここでは、UVケア商品をOEMで作るメリットを、6つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
UVケア商品の製造を自前で行うには、巨額の資金と期間を投じて設備を用意しなければなりません。しかし、OEM製造でればOEMメーカーの製造ラインを使えばよいので、製造設備や人材採用のコストを大幅に抑えられます。少ない資金で新規参入が可能となり、特にスタートアップや中小企業にとって大きなメリットになるでしょう。
自社に専門知識がなくとも、優秀なOEMメーカーに委託すれば高品質な商品提供が可能です。OEMメーカーの豊富な研究開発経験を活用できるため、その分自社ではマーケティングや販売に集中できます。
化粧品製造には諸々のライセンスが必要ですが、OEMメーカーが製造販売業のライセンスを取得してくれるため、自社ではライセンスが不要となります。その分、自社では複雑な許可申請や品質管理体制の構築を回避でき、その分経営資源を販売戦略に集中できます。
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OEMメーカーですでに確立された製造プロセスを活用できれば、市場ニーズに素早く対応して柔軟な商品開発が可能です。これにより、競合他社よりも早い市場参入ができるでしょう。
厳格な品質管理や高い技術力を持つOEMメーカーに依頼することで、高品質な商品を効率的に製造できます。高品質な商品を安定して供給できれば、ブランドの信頼性向上にもつながるでしょう。
多様な製造ラインを持つOEMメーカーを活用すれば、異なるターゲット層に対応した商品展開も容易です。ターゲット層をずらした商品などを複数用意することで、ブランドの競争力を高められるでしょう。
ここでは、UVケア商品をOEMで作るデメリットを、3つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
OEM製造では製造ラインを他社に依存する分、製造工程の直接管理が難しく細かな仕様変更や改善要求の反映には課題があります。そのリスクを軽減するには、信頼性の高いOEMメーカーの選定が欠かせません。
OEMを利用すると、他社と同じ製造ラインを利用する分ブランドの独自性が薄れる可能性があります。その中でも差別化を図るには、OEMメーカーと緊密に連携して戦略を練ることが欠かせません。
OEMメーカーには、製造時の最低ロット数が存在します。この制約により、小規模企業は初期投資が大きくなるかもしれません。余計な在庫やコストが発生しないよう、慎重な需要予測と計画的な販売戦略が求められます。
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ここでは、UVケア商品をOEMで作る流れを、8つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
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OEM製造に関して問合せいただいたら、打合せで商品イメージや予算などを丁寧にヒアリングします。
試作品開発では、お客様の要望に沿った化粧品を試作して繰り返し改良を加えます。できる限り満足のいく商品づくりを目指すプロセスです。
商品仕様では、販売流通に合わせた容器形状や包装を提案します。また、中身との相性や使用感も綿密に打合せで決定します。
商品仕様と処方が確定したら、正式に見積もりを作成します。
契約締結後、発注書に基づき原料手配と生産について調整します。薬機法に基づく申請代行も可能です。
資材の安定性試験と法律に基づき、校正を実施します。その際には、パッケージデザインの提案も可能です。
商品の製造・生産を行います。OEMメーカーによっては工場立会いも可能です。
完成した商品を、大切にお客様へお届けします。
ここでは、UVケアのOEM依頼先を選ぶポイントを、5つ解説します。
それでは1つずつ解説します。
OEMメーカーを選ぶ際は、UVケア商品の特徴や利用シーンに合わせた専門性を持つメーカーを選びましょう。豊富な知見と実績を持つメーカーであれば、理想に近い商品を作れるはずです。
UVケア商品の製造目的に合った技術と処方を持つOEMメーカーを選びましょう。商品のスペックを具体化し、事前に詳細な打ち合わせと質問を行うことで、よりよい商品の開発につながります。
サポート体制やアフターフォローが充実したOEMメーカーであれば安心です。化粧品の製造販売には専門的な法規知識が必要であるため、初めての場合は特に信頼できるメーカーの選択が欠かせません。
OEMメーカーのトラブル対応力や、品質管理体制にも注目しましょう。迅速かつ適切な対応ができるOEMメーカーを選ぶことで、安心して商品開発を進められます。
海外輸出を視野に入れる場合、海外向け商品開発・販路開拓をサポートできるOEMメーカーを選びましょう。各国の成分規制などに精通したメーカーであれば、スムーズな海外展開が可能です。
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本記事では、UVケア商品をOEM製造するメリット・デメリットや製造の流れなどについて解説しました。
UVケア商品は紫外線から肌を守ってくれる商品で、クリームタイプなどの種類があります。OEM製造も可能で、専門知識やライセンスがなくともオリジナルUVケア商品を作れるなどのメリットがある反面、OEM先に納品日などを依存する点はデメリットです。
UVケア商品をOEM製造する際には、打合せから納品までのプロセスを経ます。メーカーを選ぶ際には、メーカーの得意分野やサポート体制などを確認しましょう。
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