サプリメントのパッケージデザインは売り上げに影響!デザインのポイントも解説

サプリメントのパッケージデザインにはどのような役割があるのか
サプリメントのパッケージデザインにはどのような項目を入れればよい?
サプリメントのパッケージをよりよいデザインにしたい

サプリメントの売り上げを左右する要素は複数存在しますが、忘れてはいけない項目の1つがパッケージデザインです。消費者にとって最初に目に付く部分であるだけに、消費者の目を引き他社商品との差別化もできるデザインにできれば、商品の売り上げアップにつなげられるでしょう。ただ、具体的にどのようなポイントに気をつけてデザインを行えばよいか、すぐに答えられない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、サプリメントのパッケージデザインが担う役割や盛り込むべき内容などについて、サプリメントOEMの専門家である株式会社OEMが解説をします。

サプリメントのパッケージデザインが担う役割

サプリメントのパッケージデザインが担う役割

商品の購入時には、商品認知と商品比較両方のプロセスを経ることが一般的です。そして、両者のプロセスに関わってくる要素がパッケージデザインなのです。ここでは、サプリメントのパッケージデザインが担う役割を、2つ解説します。

それでは1つずつ解説します。

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ユーザーからの認知を得る

優れた商品でも、そもそもユーザーからの認知を得られなければ購入されることはありません。購入経路に関わらずまずユーザーの目を引くポイントはパッケージなので、人の目をひくパッケージデザインにすることは、売り上げ増加につながります。

競合との差別化を実現する

自社のサプリメントと似た効用がある商品が存在することがほとんどで、その中でも自社のサプリメントを選んでもらうには差別化が欠かせません。その手段の1つには、パッケージの訴求力を高めることがあります。パッケージで自社商品が他社商品とどこが違うかアピールすることで、強力な訴求力が生まれるでしょう。

サプリメントのパッケージデザインで外注先に伝えるべき項目

サプリメントのパッケージデザインで外注先に伝えるべき項目

ここでは、サプリメントのパッケージデザインで外注先に伝えるべき項目を、5つ解説します。

それでは1つずつ解説します。

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必ず記載したい情報

会社のブランド・ロゴや法律上記載が必須の事項については、配置する位置や大きさなどをあらかじめ明示しておくと、やり直しが少なくなるため納期短縮につながります。また、バーコードをパッケージに入れる場合にはその数字が必要なので、それもデザイナーに共有しておきましょう。

ターゲット像

サプリメントのターゲット像が明確になると、サプリメントのどのような特徴を強調すると購入につなげやすくなるか考えやすくなります。サプリメントの内容を立案する際に、ターゲット像も考えるはずなので、それをデザイナーにシェアしましょう。そこから、ターゲットの目を引きやすいデザインを立案できます。

伝えたいメッセージ

商品の強み・差別化ポイントから、パッケージで伝えたいメッセージをあらかじめ決めておきましょう。その際には、伝えたいメッセージを着想した背景まで共有すると、よりデザインを行いやすくなります。

色・モチーフ

パッケージの色やモチーフも、ブランドイメージに沿って希望のものを伝えましょう。その際には、「赤」など単なる名前だけでなく例えば「コンビニ『●●』と同じ赤色」など具体的なイメージがしやすい表現をするとベターです。また、色やモチーフの参考になる画像データを共有してもよいでしょう。

入れたいイラスト・画像

ブランディング上、入れたいイラストや画像も事前に用意しておきましょう。その際には、印刷に耐えられるようファイル形式や画素数に注意しておく必要があります。また、著作権侵害にも注意しなければなりません。

サプリメントのパッケージをより良いデザインにする5つのポイント

サプリメントのパッケージをより良いデザインにする5つのポイント

ここでは、サプリメントのパッケージをより良いデザインにするポイントを、5つ解説します。

それでは1つずつ解説します。

パッケージの材質に配慮したデザイン

サプリメント商品の特徴に応じて、最適なパッケージ材質を選定する必要がありますが、それによっても適切なデザインを選びましょう。ここでは、代表的な材質を3つ解説します。

それでは1つずつ解説します。

パウチタイプ

パウチタイプは、機密性と軽量さを両立できるため、輸送しやすいことが特徴です。また、比較的低予算でも採用しやすい上に、自由にデザインして商品の差別化も図りやすいため潤沢な資金を確保できない場合にもおすすめできます。よくあるデザインには、チャック付き袋に印刷済みのラベルを貼り付けたものがあります。チャック付き袋自体も、商品イメージに合った範囲で特徴的な色にすることや材質を工夫することで、差別化要素にすることが可能です。また、パウチ自体にデザインをするとややコストがかかりますが、その分よりデザイン面で強く個性を出せます。

個包装タイプ

個包装の場合は、持ち運びが容易なので外出先での使用が多いユーザーに適しています。1回の摂取で適切な量を包装することで過剰摂取を防ぎユーザー体験を高められることもメリットです。デザインを行う際には、視認性を確保しつつ商品イメージに沿ったデザインが求められます。個包装タイプの代表的なデザインは、紙箱の化粧箱に個包装のサプリメントを入れるものです。紙箱のツヤや材質によってもイメージが変わってきますので、商品イメージに沿って選択しましょう。また、一部だけツヤや立体感を持たせて目立たせるデザインも可能です。

ボトルタイプ

ボトルタイプは、コストがかかるものの頑丈で機密性が高いことに強みがあります。そのため、長期保存や衛生面を重視したい場合におすすめです。また、高級感を演出したい場合や大容量のサプリメントを販売したい場合にも有力な選択肢になります。材質はプラスチックとガラスの2種類が代表的です。プラスチックであれば、ラベルを貼り付ける方式に加えて本体にデザインを施すこともできます。また、ガラスであれば保護のため紙箱で梱包することも珍しくありません。紙箱に情報を盛り込むことで、より多くの情報をアピールできます。

用途に即したデザイン

製品の用途に応じ、最適なパッケージデザインを採用する必要があります。例えば、外出先で服用するサプリメントであれば、個包装やパウチなど持ち運びに便利なデザインがよいでしょう。反対に、長期使用前提であれば大量のサプリメントをかさばらずに保存できるボトルタイプがおすすめです。このように、用途から使用シーンやニーズを割り出し、そこからデザインを考えることで、商品価値を高めて商品を提供できます。また、パウチは比較的低予算で作れますが、個包装やボトルは予算が高くなりがちです。デザインを立案する際には、このようにパッケージの予算も考慮しておきましょう。

過不足ない情報量

サプリメントのパッケージになんの商品情報もないと、どのような特徴や効果があるのかわかりませんが、反対に情報を詰め込みすぎると大事な情報がわからなくなりかねません。大切なことは、サプリメントのターゲット層を明確に設定し、適度な余白を残しつつそのターゲットの興味を引けるように過不足なく情報を盛り込むことです。

販売経路を考慮したデザイン

販売経路については、店頭と通信販売に大別されます。両者のどちらに注力するかにより、パッケージデザインで重視すべきポイントが異なるので、注意しましょう。店頭販売であれば、同じジャンルの競合商品と並べて陳列される可能性が高いため、他商品と比べて差別化できるよう人目につきやすいデザインが必要になります。

反対に、通信販売の場合ランディングページなどで商品説明ができることが多いため、パッケージデザインが商品購入の決め手になる割合は、店頭よりも少ないと考えましょう。よって、目立つパッケージデザインよりも厚みを薄くするなど、送料の少なさや配送のしやすさを重視することをおすすめします。

また、最近では店頭販売と通信販売の両方で、販売促進にSNSを活用するケースが増えてきました。SNSで販売促進するには拡散が重要になるので、拡散されるようSNS映えするパッケージデザインであると有利になります。

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関連する法律の遵守

サプリメントに表記する言葉を選ぶ際には、薬機法を守った表現になっているか確認しなければなりません。ですので、例えばダイエット商品でも「必ず痩せる」など誇張と捉えられかねない表現は不可能です。反対に、原材料や栄養成分などの項目は必ずパッケージに記載する必要があります。これらについては、表示場所や文字のサイズについても規定がなされていることに注意しなければなりません。また、食品表示に関する規定は変更されることが多いため、こまめに消費者庁ホームページなどを確認し、常に最新の情報にアップデートしておきましょう。

関連記事:薬機法の表現を徹底解説!認められているもの・違反例・大切なポイントを詳しく紹介
出典:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律|e-GOV ※薬機法
出典:消費者庁ホームページ|消費者庁

まとめ

本記事では、サプリメントのパッケージデザインが担う役割や盛り込むべき内容などについて解説をしました。

サプリメントのパッケージデザインは、ユーザーからの認知獲得と差別化の両方を左右します。デザインの外注を行う際には、ターゲット像や伝えたいメッセージなどをあらかじめ共有しておくとよいでしょう。また、デザインを立案する際には、パッケージ材料や用途に加え販売経路を考慮すると、ユーザーにとって過不足ない内容の情報を与えられるため、購入につなげやすくなります。さらに、法律面も考慮して記載内容を決定しなければなりません。

なお、当社もOEMのサプリメントの製造実績を多数有しています。オリジナルのデザインを立案することも可能ですので、サプリメントのOEMを検討されている方は一度ぜひ当社にご相談ください。

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